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初代“きれいなおねえさん”水野真紀、52歳の今「自分を諦めずに、日々をきちんと過ごす」

映画

■需要がなくなった時どうする? “きれいなおねえさん”の称号は「財産」



 52歳となった今、どのように仕事に向き合っているのだろうか。水野は「企業戦士だった父に、“私はいつまで仕事を続けるんだろう”と相談した時に、“需要があるまでだろう”と明快な答えをもらったことがあって」と笑いながら、「やっぱり俳優って、“今”が勝負なもので。仕事を頂く機会が減ったとしても、常に前を向いて、きちんと自分の世界を持って生きていれば、“あの味わいが欲しいな”と声がかかるかもしれない。打ち上げ花火ではなかったとしても、今の自分だからこそ出せる、線香花火のようなチロチロとした味わい、佇まいを必要としてもらえるかもしれない。佇まいには、日々何を吸収して、どんな会話、思考をして生きているかが、にじみ出てくるものだと思うんです。そうやって自分を諦めずに、日々をきちんと過ごす。今はその繰り返しです」としみじみ。

 続けて「たとえば俳優としての需要がなくなったとしても、両親と同居していたら娘としての需要があったりする。家庭の中での需要もあれば、老いていく中でボランティアとして働く需要もあるかもしれない。人間って、望めば、どこかしら自分を必要としてくれる場所が見つけられるのかなと思っていて」と語るように、昨年は大学を卒業すると共に、幼稚園教諭第一種免許を取得するなど、自分の可能性をグングンと広げている。


 インタビュー中も自身の真摯な思いを明かしながら、飾らない素顔で周囲を大笑いさせるなど、取材班も水野の美オーラと人柄に魅了されっぱなしだったこの日。かつてパナソニック電工のCMの初代“きれいなおねえさん”としても人気を博した彼女だが、今の“きれい”の秘訣を聞いてみると、「排泄!」と笑顔で即答。「朝にきちんとお通じがあるということが、とても大事。そのためには食物繊維や野菜をしっかり摂って、腸が動くための運動も必要。私は家の周りをジョギングしています。そうすればタダですから」とお茶目にほほ笑む。

 そして、「“きれいなおねえさん”というフレーズを頂いたことは、俳優人生の扉もどんどん開いていくきっかけになった」とも。「俳優人生として、大きな財産だなと感じています。私たちは時代と共に流れていくので、一緒に年齢を重ねている方々ががっかりしないような、“元・きれいなおねえさん”でありたいなと思っています。シワも増えるし、ほうれい線もできるんだけれど、“なんだか今、いい感じだね”と言われるような自分でありたいです」と心を込め、「この映画はいいですよ。キュンとして活性化されるから! 映画館という特別な空間で映像と大音量に触れれば、美活になります!」と熱くアピールしていた。(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)

 映画『今夜、世界からこの恋が消えても』は、7月29日より公開。

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