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初代“きれいなおねえさん”水野真紀、52歳の今「自分を諦めずに、日々をきちんと過ごす」

映画

■意外な「東宝シンデレラ」応募の動機! 悩みもがいた20代

 水野は16歳だった1987年に、第2回「東宝シンデレラ」で審査員特別賞を受賞して芸能界入りを果たした。オーディションに応募したきっかけは、「好きだった男の子に冷たくされた悔しさで、応募した」というから、驚きだ。

 「同じ塾に通っていた男の子だったんですが、その子に冷たくされたことがあって。そんな時に、そういえば、姉が“東宝のオーディションがある”と言っていたなと、思い出したんです」と、もともと俳優志望ではなかったものの「すると賞を頂いて、どうやらレールの上を走り始めているぞ、これは降りるわけにはいかないかも…と感じて。私は変に真面目なところがあるので、(東宝シンデレラの先輩)沢口靖子さんが切り拓いてくださった道があり、マネージャーさんが取ってきてくださった仕事があるんだと思うと、一生懸命にやらなくちゃいけない、迷惑をかけちゃいけない、とりあえず走ります!という感じ」と無我夢中でスタートを切った。

 仕事としての自覚が芽生えてきたのは、20代前半のこと。「当時、気になる方はいましたが、その時は“デートよりも仕事”と思うくらい、仕事人間になっていたようです」とやる気にあふれると同時に、俳優業の難しさにもがいていた時期でもあると話す。


 「私はどちらかというと、“ここで泣いたら人に気を遣わせてしまう。泣くことは我慢しなくてはいけない”と、感情をむき出しにしないようにして育ってきたタイプで。お芝居の中でどうやって感情を表出させていったらいいのかと、悩むことも多かったですね。また次第に自分に求められることも増えてきて、高度なものを要求されているんだと分かり始めてきた時は、“私にお願いしてよかったと思ってもらえるような仕事をしなければいけない”と張り詰めていくようで、とてもつらかった」と述懐。「どうしたらいいんだろう、でも現場に行かなくちゃの繰り返し」と責任感の強い性格ゆえ、プレッシャーを感じることも多かったという。

 「この年齢になっても、“うまくできるかな、大丈夫かな”と不安になることはたくさんあります」と吐露した水野。そんな時にいつも思い出すのが、「高橋英樹さんからもらった言葉」だと打ち明ける。「時代劇で高橋さんとご一緒した時に、“僕たちの仕事に代わりはいないんだよ。その自信だけは失っちゃいけないよ”と言ってくださった。舞台の公演中でも、舞台袖から飛び出していくのが不安で仕方なくなる時もあります。でも“自信を失ってしまったら、すべてが崩れてしまうんだ”と、いつも心の中でグッと高橋さんの言葉を思うようにしています」と、先輩の金言が彼女を支えている。

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■需要がなくなった時どうする? “きれいなおねえさん”の称号は「財産」

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