福地桃子主演映画『あの娘は知らない』に岡山天音らが出演 作品のキーとなる場面写真公開
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女優の福地桃子が主演する井樫彩監督の映画『あの娘は知らない』の共演キャストとして、俳優の岡山天音らの出演が発表された。併せて場面写真も解禁された。
【写真】福地桃子主演映画『あの娘は知らない』場面写真ギャラリー
本作は、海辺の町でひっそりと旅館を営む中島奈々と、失ってしまった恋人の足跡をたどりその町に行き着いた青年・藤井俊太郎という、お互いに「喪失」を抱えた2人の新しいつながりと希望を描く。井樫監督の最新作であり、『真っ赤な星』(2018年)以来の長編オリジナル作品。
主人公・奈々を福地、そして奈々のもとを訪れる一人の青年、藤井俊太郎を岡山天音が演じる。2人は初共演。
このほか、奈々の学生時代の先輩役に野崎智子、旅館の従業員に諏訪太朗と久保田磨希、奈々と俊太郎が訪れるスナックのママに安藤玉恵と、実力あるキャストがそろい、作品に厚みを与えている。
解禁された場面写真では、海を見下ろす丘、情緒的な旅館、夜の浜辺など、作品内でキーとなるカットが公開されている。
主演の福地は「今回奈々を演じている中で人が抱えているものをその人の中に普通に存在させるということの難しさにとても悩みました。ですが、岡山さんが演じる俊太郎さんと会話を交わす場面のたびに、とても自然に奈々として自分だけでは出会えてこなかった心情の変化に触れるということが沢山あり、監督が描かれる脚本にある心地良さを感じられたような気がしました。3年前から始まったこの企画がこうして皆様のもとに届くこととても嬉しく思います」とコメント。
岡山は「僕が演じた俊太郎は、劇中で福地さん演じる奈々さんと言葉を交わす場面が多く、会話をしているシーンが殆どでした。台詞の多い台本でしたが同時に、余白の多い台本だとも感じました。現実の会話も、その言葉の外に真意が秘められている気がします。井樫監督は2人の心が触れ合う空間をとても丹念に編んで下さいました。2人の静かな情景が、皆様の情景と重なる事を願っております」と話す。
井樫監督は「今作品はオリジナル作品です。今、自分が考えていること(個人的なことも世の中に対しても)を詰め込みながら、福地桃子さん岡山天音さんと向き合う中で生まれたものもたくさんありました。決して派手な物語ではありませんが、『誰か』に届く作品を目指し作りました。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しく思っております」としている。
映画『あの娘は知らない』は、9月23日より全国公開。