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中谷美紀、異色の刑事役で主演 『連続ドラマW ギバーテイカー』2023年放送

ドラマ

『連続ドラマW ギバーテイカー』ティザービジュアル(倉澤ver.)

『連続ドラマW ギバーテイカー』ティザービジュアル(倉澤ver.)(C)WOWOW

 すえのぶけいこの漫画『ライフ2 ギバーテイカー』(講談社アフタヌーンKC)が中谷美紀の主演で連続ドラマ化され、『連続ドラマW ギバーテイカー』(全5話)として2023年にWOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信されることが決まった。

【写真】原作となる、すえのぶけいこの漫画『ライフ2 ギバーテイカー』書影

 本作は、娘を殺された刑事・倉澤樹と、その娘を殺した猟奇的殺人犯・貴志ルオトが繰り広げる死闘を描いた本格クライムサスペンス。

 原作漫画は、すえのぶの初の青年誌連載作品。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が、累計発行部数1000万部越えのすえのぶによるメガヒット漫画『ライフ』に次ぐ“第2の衝撃作”と話題を呼んだ。

 そんな話題作をドラマ化するにあたり、原作とキャラクターの魅力を最大限に生かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更。主演は来年、女優デビュー30周年を迎える中谷美紀が務める。中谷の連続ドラマ主演は『ハル~総合商社の女~』(2019・テレビ東京)以来、WOWOWのドラマへの出演は主演作『連続ドラマW 東野圭吾 片想い』(2017)以来2度目となる。

 監督は、WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW 沈まぬ太陽』(2016)、『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』(2022)、『連続ドラマW シャイロックの子供たち』(2022)の鈴木浩介。脚本は『連続ドラマW 黒鳥の湖』(2021)、『ドクターホワイト』(2022・カンテレ)などを手掛けた小峯裕之が務めた。

 中谷が演じる主人公・倉澤は元小学校教諭の刑事。彼女はかわいがっていた教え子ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇的殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を一人でも多く救いたい”という思いから刑事になった。その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年。倉澤は娘の命日を目前に、ルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」との話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女の元に、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大切なものを、もういちど奪います」―それは、再び日本中を震え上がらせる新たな事件の始まりだった…。

 倉澤は普段は冷静を保っているが、時に自身の危険を顧みずに行動する、“クールな頭脳派”とも一味違った刑事。理不尽な相手と闘い続け、刑事として理性を保とうとしながらも、内在する犯罪者への怒りや憎しみを発露させてしまう難役だ。中谷はそんな倉澤を見事に体現し、ルオトとの悲しき追跡劇の根底にある強いメッセージを、説得力のある確かな演技力で表現。中谷は「この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました」と撮影を振り返る。

 今回の解禁に合わせてティザービジュアル(倉澤ver.)も到着。添えられたキャッチコピー、そしてその表情、視線から、倉澤の信念を強く感じさせるデザインとなっている。

 『連続ドラマW ギバーテイカー』は、2023年、WOWOWプライムにて放送放送、WOWOWオンデマンドにて配信。

 コメント全文は以下の通り。

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