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岩田剛典「信じて応援してきてくれた方々が、悲しい思いして欲しくない」 ファンへの深い感謝

ドラマ

■リーダーに必要なのは「圧倒的に人望」

――今回の役柄は“パチンコ店のパートリーダー”の役ですが、岩田さんは、リーダーに必要なことはどんなことだと思いますか。

リーダーは、圧倒的に人望だと思いますね。能力自体はそんなに高くなくていいと思っています。それを支えるのは周りの役目なんで、リーダーは圧倒的に人望。人望がないと、誰もやっぱり付いていけないですし、そこに尽きるかなと。あとはやはり決断ができるかどうかというのも1つありますね。それがいい決断であれ、悪い決断であれ、決断ができない人というのは、やはりリーダーも向いてないと思います。

――芸能界でのお仕事を通して、学んだことや気づいたことは、どんなことがありますか?

芸能界は、間違いなく“時代”を相手にしないといけない職業でもあると思っていて。同じこと、同じクオリティのものでも、違うタイミングで出すと同じ結果には結び付かなかったりする職業だと思っているんですね。やはり、その時代に合わせて、ニーズをちゃんとキャッチしていかないといけないですし、問題ないだろうと思って出したものでも、それが自分たちが想像していた評価より下回って返ってくることも多々あったりと、予想しづらい、想定しづらい職業だなと思っています。

移り変わっていく時代を相手にしないといけない職業の中で、想いの部分だけは、やはりブレずにもっていることが、最終的には自分を支えてくれるのかなと感じています。一つ自分の軸、ショウビズが好きだったりとか、エンタメが好きだったりみたいな根本的な部分。人を元気にしたいとか、そういう部分は忘れずに情熱を持ち続けること。最終的には、それしかないのかなと感じますね。

――岩田さんにとっての今の軸という部分はなんでしょうか。

僕は好きでこのお仕事をやらせて頂いていますので。好きなことで生活できて幸せなんですね。そして、ファンの方々と接する機会の多い職業でもありますので、やはり喜んで頂いたりだとか、そういった声を感じられた瞬間って、とても嬉しい気持ちになりますし。

自分の社会的な存在意義というか、表に出る人間のある意味、使命というか。ここまでやらせてもらえたことも、本当に奇跡みたいなことだと思っていますが、せめてもの恩返しみたいなところで。自分を信じて応援してきてくれた方々が、悲しい思いして欲しくないなって自分は思っています。そうした思いを、これからもアーティストとして届けたいなという思いもありますし。俳優業も、感動を扱う職業だと思うので、心を動かされたりとか、人生のきっかけの一つみたいなことを、生むことができていたらと思います。この世界に憧れて入った人間として、やっぱり夢をもらった立場から、夢を与える側の立場になった人間の1人として、そこはちゃんと責任持ってやり遂げたいなという思いですね。

――岩田さんの実感がこもった、素晴らしい言葉だと思いました。

いえいえ。好感度上げたいわけじゃないですけど(笑)。

――改めて、ドラマの見どころについて教えてください。

 一言でまとめるのは難しいくらいに、色々な見どころがあるドラマだと思うのですが、本当に現代の日本の社会が抱えるような、人それぞれの悩みだったり、苦しみみたいなものをコミカルに描いている作品だと思いますし、人それぞれの“幸せの定義”を改めてこの作品を通じて考え直すことができると思います。でも基本コメディだと思うので、登場人物それぞれの濃いキャラクター像を楽しんでいただける、見ごたえのある作品になっています。1話をご覧いただければ、「最終話はどんな結末になるんだろう」とその後も毎週楽しみにご覧いただけると思います。

 土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』は、NHK総合にて10月8日より毎週土曜22時放送(全5話)。

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