西村純二×押井守、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』2023年1月放送予定 ティザービジュアル解禁
作家・日向理恵子による同名小説を、監督・西村純二、構成/脚本・押井守でアニメ化する、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』。本作の放送&配信スタート予定が2023年1月に決定し、ティザービジュアルやスタッフの追加情報が公開された。
【写真】思わず見とれる美しいイラスト 原作小説『火狩りの王』第1巻書影
原作は、累計28万部の『雨ふる本屋』シリーズなどで知られる日向理恵子による長編ファンタジー小説。“火”を失った人類最終戦争後の世界で、多くの困難に直面しながらも懸命に生きていく者たちの姿が描かれる。
大地は炎魔が闊歩する黒い森におおわれ、人々は結界に守られた土地で細々と暮らしていた。最終戦争前に開発・使用された人体発火病原体によって、この時代の人間は傍で天然の火が燃焼すると、内側から発火して燃え上がってしまう。この世界で人が唯一安全に使用できる“火”は、森に棲む炎魔から採れる。
火を狩ることを生業とする火狩りたちの間で、ある噂がささやかれていた。「最終戦争前に打ち上げられ、永らく虚空を彷徨っていた人工の星、<揺るる火>が、帰ってくるー」そして、「千年彗星<揺るる火>を狩った火狩りは、<火狩りの王>と呼ばれるだろう」と。
紙漉きの村に生まれ、禁じられた森に入って炎魔に襲われたところを、火狩りに助けられた灯子。首都に生まれ、母を工場毒で失い、幼い妹を抱えた煌四は“燠火の家”に身を寄せることを決意する。灯子と煌四、2人の生き様が交差するとき、あらたな運命が動きだす。
監督は『SAMURAI DEEPER KYO』や『今日からマ王!』などを手掛ける西村純二。構成/脚本は『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の押井守が務める。
公開されたティザービジュアルは、黒い森をバックにキャラクターデザインとしては初公開となる灯子、煌四、かなたの姿が写し出され、夜空をかける彗星が印象的。原作の繊細で壮大な物語と『十二国記』等の挿絵を手掛ける山田章博のキャラクター原案の絵がアニメーションでどのように表現されるのか、期待が高まる。
さらに、豪華な面々が集結したメインスタッフの追加情報が解禁。キャラクターデザインを担当するのは齋藤卓也。総作画監督は齋藤卓也、黄瀬和哉、海谷敏久の3人が務め、音楽を川井憲次、音響監督は若林和弘に決定した。
WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』は、WOWOWにて2023年1月より放送・配信スタート予定。