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黒木華主演『せかいのおきく』第2弾キャストに佐藤浩市ら 寛一郎と親子共演

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映画『せかいのおきく』に出演する(上段左から)黒木華、寛一郎、池松壮亮、(下段左から)眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司
映画『せかいのおきく』に出演する(上段左から)黒木華、寛一郎、池松壮亮、(下段左から)眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司(C)2023 FANTASIA

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阪本順治

 俳優の黒木華が主演を務め、寛一郎と池松壮亮が共演する映画『せかいのおきく』より、第2弾キャストが発表され、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司の出演が明らかとなった。併せて、海外版ポスタービジュアルとキャラクター写真が解禁されたほか、本作が第52回ロッテルダム国際映画祭「ビッグスクリーンコンペティション部門」に出品されることが発表された。

【写真】第52回ロッテルダム国際映画祭に出品決定! 黒木華主演『せかいのおきく』海外版ポスタービジュアル

 阪本順治監督が自身のオリジナル脚本を映画化した本作は、貧しい時代にたくましく生きる庶民の姿を通じて、人と人のぬくもり、いのちの巡りをモノクロ映像で描く。

 舞台は、日本が世界の渦に巻き込まれていく江戸時代末期。寺子屋で子供たちに読み書きを教えている主人公おきく(黒木)は、ある雨の日、厠(かわや ※寺所有の公衆便所)のひさしの下で雨宿りをしていた紙くず拾いの中次(寛一郎)と、下肥(しもごえ)買いの矢亮(池松)と出会う。武家育ちでありながら今は貧乏長屋で質素な生活を送るおきくと、古紙や汚物を売り買いする最下層の仕事につく中次と矢亮。わびしくつらい人生を懸命に生きる3人はやがて心を通わせていくが、ある悲惨な出来事に巻き込まれたおきくは、喉を切られ、声を失ってしまう…。

 このたび、新たに解禁されたキャスト陣は、阪本組常連の、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司の3人。眞木は、黒木演じる主人公・おきくが文字を教える寺の住職・孝順役。佐藤は、元勘定方ながら今は貧乏な長屋暮らしをしている、おきくの父・源兵衛役。そして、阪本監督作『一度も撃ってません』で19年ぶりに主演を務め話題を呼んだ石橋は、おきくと同じ長屋に住む元早桶屋の孫七を演じる。なお、佐藤と寛一郎は、『一度も撃ってません』で親子初共演を果たしており、本作が2度目の共演となる。

 阪本監督の盟友が集結した本作について、眞木は「この作品で世界に誇れる江戸時代から日本独自のPermaculture(パーマカルチャー)をトピックにしている所も見所の一つだと思います。そして阪本監督がメガホンを握ることにより更に素晴らしい作品になった事を確信しています」。佐藤は「二極化が進んでいくであろう昨今の時代劇ですが、『せかいのおきく』は何方にも属さない新しい青春時代劇映画です」と、それぞれコメント。

 キャラクター写真は、たくましくひたむきに生きる6人の豊かな表情を切り取った、彼らの息遣いが伝わってくるようなものとなっている。

 また本作は、2023年1月25日~2月5日(現地時間)に開催される第52回ロッテルダム国際映画祭「ビッグスクリーンコンペティション部門」への出品も決定。同部門は、一般の映画ファンから選ばれた審査員によってアワードを選出し、受賞作はオランダでの公開やテレビ放映も見込まれる重要な部門。

 ロッテルダム国際映画祭のプログラマー、クリスティーナ・アシェンブレネロヴァは、本作が選出された理由について「武士時代の終わりを舞台に、環境および階級問題を背景に描かれたロマンス作品。『せかいのおきく』には、他の時代劇にはない全てがある。阪本順治監督は、汚物のユーモアと鋭い視点を完璧に取り入れることで、彼特有の大胆さを時代劇に反映し、観客に驚きと大きな喜びを与える」と語っている。

 海外版ポスタービジュアルは、サントリーウーロン茶中国シリーズ、ユナイテッドアローズ、とらや等の広告制作およびアートディレクションのほか、映画『誰も知らない』や『海よりもまだ深く』などの宣伝美術を手掛けた葛西薫氏によるもの。おきく(黒木華)、中次(寛一郎)、矢亮(池松壮亮)の3人が厠の軒先で雨宿りをする印象的なシーンが切り取られた、品格と風情を併せ持つポスターデザインとなっている。

 映画『せかいのおきく』は、2023年4月28日より全国公開。

 眞木蔵人、佐藤浩市のコメント全文は以下の通り。

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