スピルバーグ監督「描いているのは比喩ではなく記憶」 自伝的映画『フェイブルマンズ』でGG賞主要2部門受賞
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スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『フェイブルマンズ』が、第80回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ)の主要2部門を受賞。スピルバーグが喜びをあふれさせる受賞コメントが到着した。
【写真】第80回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、監督賞を受賞した映画『フェイブルマンズ』場面写真
先日行われた第47回トロント国際映画祭の最高賞である観客賞の受賞に続く、今回の受賞。スピルバーグが作品賞を受賞するのは昨年の『ウエスト・サイド・ストーリー』から2年連続、さらに、監督賞を受賞するのは『プライベート・ライアン』から24年ぶり、ダブル受賞も『プライベート・ライアン』以来の快挙となる。
主人公サミー役にはスピルバーグも絶賛の期待の新人ガブリエル・ラベルがオーディションで抜てきされ、サミーの母親ミッツィ役にはミシェル・ウィリアムズ、父親バート役にポール・ダノ、そのほかにもセス・ローゲン、ジャド・ハーシュなどベテラン勢が脇を固めている。
スピルバーグ自身は本作について「私の作品のほとんどが、成長期に私自身に起こったことを反映したものだ」「たとえ他人の脚本であろうと、映画制作者が入れ込むものは全て、否応なく、自分の人生がフィルム上に崩れ落ちてしまう。これはどうしようもない。しかし『フェイブルマンズ』で描いているのは比喩ではなく記憶なんだ」と、本作が自身の記憶に強く結び付いた特別な作品であることを語っている。
映画『フェイブルマンズ』は、3月3日より全国公開。
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