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東出昌大、金子勇氏の姉の賛辞に感謝「役者冥利に尽きる言葉」 涙ぐむ一幕も

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映画『Winny』先行上映会舞台あいさつに登壇した東出昌大
映画『Winny』先行上映会舞台あいさつに登壇した東出昌大 クランクイン!

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 俳優の東出昌大が14日、都内で開催された映画『Winny』先行上映舞台挨拶に出席。東出は、撮影現場を訪れた金子勇氏の姉から「役者冥利に尽きる言葉」を受け取ったエピソードなどを語った。

【写真】涙ぐみながら作品への思いを語った東出昌大

 本作は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発し、試用版を「2ちゃんねる」に公開したことをきっかけに逮捕された開発者・金子勇(東出)が、サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦)の助けを得ながら、技術者の権利と未来を守るため、権力やメディアと戦う姿を描く。

 主演の東出は「一昨年の夏、一番暑さが厳しい頃に、皆で撮影をしました。一年半経って、僕が演じた金子勇さんという人物が、本当に素晴らしい方だったので、この人物を描いた『Winny』という作品を早くお客様に見ていただきたいと内心思っておりました。それが本日叶ったので、大変うれしく思っております」と喜びのコメント。

 金子勇氏の姉が撮影現場を訪れたことに話が及ぶと「お姉さまが撮影現場でお会いした時に『勇ちゃんがいる』って言ってくださったのは、お芝居とか映画に映るものっていうのとは全然別の次元の役者冥利に尽きる言葉だなと僕は思って。それで勝ったというわけではないんですけれども、さらに兜の緒を締めて、この作品に全身で没入していこうと思って、やった次第です」と撮影を振り返った。

 この日は、金子勇氏の姉からの手紙がサプライズで届けられる一幕もあり、東出は「お手紙をいただけるなんて思っていなかったので、ありがとうございます。あとで、裏でお礼を直接申し上げたいと思います」と感謝した。

 最後に東出は、劇中で描かれる裁判について「7年の歳月がかかったんですけれども、勝者はなかったんです。ただ、それでも皆さんその7年を不毛だとは誰も思っていないし、未来のためにと思って戦っていらしたんだなって。でも、その中でも悲喜こもごもの思いがあったり」と涙ぐみながら発言。

 さらに「何に命を賭してっていうのは一筋縄ではいかないし、簡単に説明できないから1本の映画にしたりするんですけれども、7年の月日っていうのを、その熱量とその信念っていうのを僕らは受け取って映画に焼け付けたいと思って、どうやら映画に焼き付いたと僕は思っております」と呼びかけていた。

 映画『Winny』は、3月10日より全国公開。

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