本宮泰風、伊藤健太郎の教育係に名乗り？ 映画『静かなるドン』会見レポート＆予告解禁
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伊藤健太郎が19日、都内で行われた主演映画『静かなるドン』の完成報告会見に、本宮泰風、筧美和子とともに出席。完成した作品への思いや、撮影の裏話について語った。また、本作の予告映像も解禁された。
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本作は、「週刊漫画サンデー」にて1988年～2013年に連載され、累計発行部数4500万部を突破した新田たつおによる人気漫画の映画化。高杉真宙主演『ナニワ金融道』に続く「令和アウトローレーベル」の第2弾で、全4話が2話ずつ前後編として各1週間連続で公開される。
昼はサラリーマンの草食系男子で夜は暴力団総長という2つの顔を持つ主人公・近藤静也を伊藤、静也が思いをよせる同僚・秋野明美役を筧が演じる。監督を手がけるのは、『生きててごめんなさい』の山口健人。大ヒット人気シリーズ「日本統一」の本宮泰風が、出演・総合プロデュースを務める。
会見で伊藤は「まだ僕自身、できあがったものは見ることができていないんですが、すごく楽しみな作品なので。それを皆さんにお届けできたら」とコメント。筧も「個人的にもすごくいい経験をさせていただいたなという思いが強くて。本当に濃厚な撮影期間でした」と話す。さらに本宮が「劇中では静也の教育係みたいなことをしておりますが、プライベートでは伊藤健太郎の教育係をしようかと思っております」と冗談めかして、会場を沸かせた。
伊藤は長きにわたって愛される原作の映像化に、「僕はこれまで作品に触れてきたわけではないんですが、そんな世代ではない僕でも知っているような有名な作品。近藤静也として出させていただけるということをお聞きしたときは素直にうれしかったですし、すごく気合を入れて現場に行きました」と振り返る。
それを受け本宮は、「まずは伊藤健太郎という俳優がどんな俳優なのかというところから始まったんですけど、役者としてのセンスがすばらしいことにまずビックリして。それをどう活かしていくのかというのがこの作品のテーマでしたし、それがうまいこと映像に出ていると思うので、僕も仕上がりが楽しみです」と伊藤を絶賛した。
筧も「長年、多くの人に愛されてきた作品なのでプレッシャーというか。秋野明美という役にも多くのファンの方がいますし…という気持ちになってしまいそうだったんですけど、それにはあまり屈せずに、自分なりの明美を作っていけたらと思っていました。今回の作品も現代的な部分もあるので、新しい明美像にチャレンジしてみました」と続けた。
サラリーマンという昼の顔と、暴力団総長という夜の顔の二面性を演じ分けた伊藤は、「一番意識したのは姿勢というか。ちょっと猫背っぽい感じとか、ビジュアルとしてギャップがあればあるほど面白いんじゃないかというのがあったので。あとはとにかくテンションマックスで。自分がやれる最大のテンションでやらせていただきました」と自身の演技を解説。
そんな“夜静也”と“昼静也”、好みを聞かれた筧は、「それは撮影時にも聞かれまして。その時は夜静也の方が刺激的かなと思って、夜静也と答えたんですけど、今は昼です。どちらにも魅力はありますけど、昼静也はかわいいですよね。一生懸命で、ピュアでかわいいなと、この数ヵ月で変わりました」と返答。すかさず伊藤が「その間に何かあったんですか？」とツッコみ、会場の笑いを誘った。
また、予告映像も解禁。冒頭、新鮮組の総長が何者かによって射殺され、次の3代目総長を誰が務めるのか揉めるヤクザたち。すると新鮮組の姐さんで主人公・静也（伊藤）の母でもある妙（筒井真理子）が、「3代目は、もう決めてある」と語る。一方、オシャレなオフィスで「うーん。ナイスデザイン」と、大好きな仕事に至福の喜びを感じるイマドキの草食系男子の静也。ヤクザとは無縁の世界で暮らす静也に降りかかる災難とは？
映画『静かなるドン』は、5月12日より全4話を2話ずつ、前編・後編として各1週間、2週連続で公開。前編は5月12〜18日、後編は5月19～25日まで。
