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岡田准一、綾野剛は“覚悟を強いてくる役者”「本当に車をぶつけてくるかもしれない」

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映画『最後まで行く』大階段スペシャルフォトセッション&完成披露舞台挨拶の様子
映画『最後まで行く』大階段スペシャルフォトセッション&完成披露舞台挨拶の様子 クランクイン!

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 俳優の岡田准一と綾野剛が26日、都内にて開催された映画『最後まで行く』大階段スペシャルフォトセッションおよび完成披露舞台あいさつに、広末涼子、磯村勇斗、柄本明と共に出席。岡田が、綾野の俳優としての印象を語った。

【写真】拳を握る横顔が凛々しい岡田准一

 本作は、ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いた韓国映画『最後まで行く』をリメイクしたサスペンスアクション。悪い時には悪いことが重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事とそれを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わずクスっと笑ってしまうコミカルさをスパイスに展開する。舞台あいさつには、本作を手掛けた藤井道人監督もリモート登壇した。

 主人公の刑事・工藤を演じる岡田は「『木更津(キャッツアイ)』とか『SP』とか『永遠の0』とか、やる前から良い匂いがするというか、『これは話題になりそう』『面白いものができそう』という匂いがあったりするんですけど、同じようなものを感じた作品」と本作に名作の予感がしていたと告白。

 また、工藤の別居中の妻・工藤美沙子役の広末は「ここ数年、こんなハードな現場を見たことがないです。すごかったです。過酷だったと思います」と撮影を振り返った。

 工藤を追う冷徹な監察官・矢崎を演じた綾野については、共演経験のある岡田が「覚悟を強いてくる役者さん。本当に車をぶつけてくるかもしれないな、みたいな」と表現。「『よーいスタート』って言われたらどうでもよくなっちゃいそう。雰囲気としてですよ。『今、綾野じゃなくて矢崎なんで、なにか』みたいな。なにがあっても役柄として生きる覚悟があるので、相手に覚悟を求める、役者さんという匂いのする役者さん」と分析した。

 綾野は「『SP』の時に初めてお会いして、自分が成長した姿で准一さんとまた共演したいというのは目標だったので、この作品で藤井監督や皆さんが叶えてくれたこと、うれしかったです」とコメント。「現場で、准一さんに対するリスペクトが役を通して漏れてしまわないか、と。目の前で准一さんの芝居を見れている喜びと、ただただ幸せでした」と笑顔を見せた。

 この日のイベントでは、藤井監督について柄本が「剣道の道場に、小学生かな、中学生かな。うちの長女と長男、次男が行ってたんですよ。そこでうちの長女は一緒のチームで戦ってた」と長女である柄本かのこら家族を通じて、以前から知り合いであったことを告白する場面も。柄本は「その時は藤井監督だってことは分からないんだけど、『オー!ファーザー』って映画に出た時に、(藤井監督が)『僕はかのこさんと(柄本)佑さんと剣道やってたんです』って。で、この人強いんだよね。剣道で世界一になってんだよね。優男なんだけど、すごい強いの。危険なんですよ。だから岡田准一と戦うといい」と藤井監督の腕前を明かしていた。

 映画『最後まで行く』は、5月19日より全国公開。

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