トム・クルーズ、国際宇宙ステーションで撮影する映画の進捗報告 予算は2億ドル
NASA協力のもと、次回作を国際宇宙ステーションで撮影する予定のトム・クルーズ。現地時間7月10日に米ニューヨークで開催された『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のプレミアで、同作の進捗状況を報告した。
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全米で『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が公開を迎えたトム(日本公開は7月21日)。Varietyによると、同作のプレミアイベントにて宇宙ステーションで撮影する新作映画について聞かれたトムは、撮影の開始時期はまだ決まっていないとしたものの、「熱心にコツコツと準備しています。どうなるか行く先でお会いしましょう」と語ったそうだ。
本作は、2020年5月にNASA(アメリカ航空宇宙局)長官のジム・ブライデンスタイン氏がツイッターで正式に発表し、明らかになったもの。「NASAはトム・クルーズと宇宙ステーションに関する映画に参加することにワクワクしています。我々は、NASAの野望を実現するために、人気メディアを通じて新しい世代のエンジニアや科学者たちを触発する必要があるのです」としていた。
トムとNASA、そしてイーロン・マスクがCEOを務める宇宙開発企業スペースXがチームを組んで制作を行い、『ボーン・アイデンティティー』『Mr.&Mrs. スミス』のダグ・リーマンが、監督として参加する。また昨年10月には、ユニバーサル・ピクチャーズのトップ、ドナ・ラングレーが、トムが民間人として初めて、宇宙ステーションで船外活動を行うことを目指していると発言したことも注目を集めた。
本作について、ストーリーなど詳しいことは明らかにされていないものの、ラングレーによると、撮影の大部分は地球上で行い、「ピンチを救うために登場人物が宇宙に飛び立たなければならなくなる」とのこと。トム演じるキャラクターについては、「地球を救えるのは自分だけだと悟る、運の尽きた男」と表現しているそうだ。なお本作の予算は約2億ドル(約277億円)にものぼるという。