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役所広司のカンヌ最優秀男優賞受賞作『PERFECT DAYS』、日本版ポスター&30秒予告解禁

映画

 第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した役所広司主演の映画『PERFECT DAYS』が、アジア太平洋映画祭の作品賞と最優秀俳優賞(役所広司)にノミネートされた。併せて日本版30秒予告編、日本版メインビジュアルが解禁された。

【動画】ヴィム・ヴェンダース監督が役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた映画『PERFECT DAYS』30秒予告

 ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督が、長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作。日本の公共トイレのなかに「small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)」を見いだし、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いだ。

 日本版メインビジュアルは、主人公の公衆トイレの清掃員・平山(役所)が薄い布団に寝そべり、小さなあかりで文庫本を読んでいるシーンを使用。その上からは“木漏れ日”が平山を包み込むようにさし込み、『PERFECT DAYS』のタイトルが浮かび上がる。こんなふうに生きていけたならと、静寂を感じさせる一枚の絵のなかに小さく溶け込むようなコピーが、平山という男への興味と想像をかきたてる。

 30秒予告編は、メインビジュアルで描かれている平山が読書をしているシーンから始まる。いつものルーティンを済ませ、ドアを開けて空を見る。スカイツリーを見ているのか、光を見ているのかは分からない。「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」。そんなナレーションを背に、平山は幾つもの風変わりなトイレを清掃してまわる。全編に流れているのはルー・リードの「PERFECT DAY」。

 また、10月23日より開催される第36回東京国際映画祭の審査委員長としてヴィム・ヴェンダース監督が来日することを記念した特別先行上映の詳細も決まった。TOHOシネマズ日比谷にて10月24~30日に上映される。

 映画『PERFECT DAYS』は、12月22日より全国公開。

映画『PERFECT DAYS』30秒予告

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