『正欲』Vaundyの主題歌入り本予告公開 稲垣吾郎&新垣結衣ら豪華キャストの新シーンも
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稲垣吾郎と新垣結衣が共演する映画『正欲』より、Vaundyの主題歌「呼吸のように」が流れる60秒の本予告が解禁。同予告には、稲垣、新垣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香の5人が演じる主要キャラクターの新シーンを収めている。
【動画】主題歌はVaundy 『正欲』60秒本予告
本作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説を監督・岸善幸、脚本・港岳彦で映画化。家庭環境、性的指向、容姿…さまざまに異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、原作とは異なり、ある種のラブストーリーとして映像化した。第36回東京国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決まっている。
検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道に磯村勇斗。そして、佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香が大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じる。
このたび、Vaundyが歌う主題歌「呼吸のように」が流れる60秒の本予告が解禁。主要キャラクター5人の新たなシーンを加えた予告が展開されている。正義で世界を測る検事の啓喜(稲垣)が「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と激昂する姿や、一転してかすかな笑みをたたえながら静かに空を見上げる姿も映し出され、啓喜のキャラクターに興味が高まる。
大学生の八重子(東野)は、自分が落としたプリントを拾ってくれた見知らぬ男性と手が触れ合った瞬間、怯えるようにその手を引っ込める。同じ大学に通う大也(佐藤)は、内に秘めた感情を吐き出すかのような激しいダンスを披露。まるで何かに心をとらわれているかのような、若い彼らの動向にも注目だ。
ある秘密を抱える夏月(新垣)は、なぜか着衣のままプールに浮かぶ。そんな夏月と秘密を共有する中学時代の同級生・佳道(磯村)は、「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と彼女の目を見て語りかける。「それでも私たちが抱えている欲望は、あっていいものだと思いたい」と語り、ぎこちなくも優しく佳道を抱きしめる夏月。そして、映し出されるタイトル『正欲』。その言葉の意図するものとは。交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか。
本編では、物語が進むにつれ、別の場所でそれぞれの人生を歩んできた彼らの関係が、少しずつ交わっていく。どうしたって降りられないこの世界で、生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。
印象的なシーンの数々が展開される本予告映像と共に流れるのは、Vaundyが歌う主題歌「呼吸のように」(SDR)。自身にとって初の映画主題歌となった本楽曲は、書き溜めた未発表曲の中から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供した一曲。かけがえのない人とのつながりを表現した「これが愛であって欲しい と言うのが君であって欲しい」という歌詞が、映画に深い余韻を響かせる。
映画『正欲』は、11月10日より全国公開。