坂道グループ「新参者」全30公演を完走、トータル応募数は30万 乃木坂46・五期生でファイナル
「五期生 おひとりさま天国」企画のあとには、小川の「この曲が私たち五期生とともに成長していけるように、そして先輩たちが築き上げてきた乃木坂46の歴史をつないでいけるように、これからも私たちにできることに挑戦し続けていきます」という決意表明に続いて、彼女が初センターを務める最新五期生楽曲「いつの日にか、あの歌を…」を披露。過去の乃木坂46の振り付けが随所に散りばめられたダンスからも、彼女たちが長いグループの歴史を背負い、大切にしながら前進していこうとする思いが伝わってきた。
その後は、冠番組『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ/毎週月曜25時29分)から生まれたユニット“カフェオーレ”の2人(五百城、奥田)のギター伴奏による「初恋の人を今でも」、先の「33rdSG アンダーライブ」や「五期生 おひとりさま天国」でもその腕前を発揮してきた小川のピアノ伴奏による「君の名は希望」を立て続けに披露。1人ひとりが多才な五期生らしい演出であると同時に、かつて先輩メンバーたちもステージで披露してきた生演奏による歌唱を踏襲するものでもあり、五期生が乃木坂46を背負っていく覚悟をいろいろな側面から、改めて感じ取れたのではないだろうか。
感動的な歌とメッセージの余韻に浸っていると、ライブも終盤戦に突入する。池田がセンターを務める「心にもないこと」に続いては、この「新参者」で初めて11人そろってのパフォーマンスが実現した「考えないようにする」で客席はセンチメンタルながらもピースフルな空気に包まれていく。そこからクールなダンストラックを挟むことで、場の雰囲気も徐々に変化すると、井上&一ノ瀬のダブルセンターによる「インフルエンサー」、中西が中央に立つ「Actually…」で会場をドラマチックに彩る。さらに、川崎センターの「17分間」でかわいらしさをアピールしたかと思えば、「バンドエイド剥がすような別れ方」ではセンター菅原の煽りに応えるように観客のボルテージも最高潮に到達。そして、井上の「この曲で会場ひとつになりましょう!」を合図に始まった「おひとりさま天国」でクライマックスを迎え、ライブ本編は終了した。