クエンティン・タランティーノ監督、引退作とみられた『The Movie Critic』企画を破棄
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クエンティン・タランティーノ監督が、引退作となる予定だった映画『The Movie Critic(原題)』を完全にボツにし、新たな作品に向け気持ちを新たにしたようだ。Varietyなど、米メディアが報じた。
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『The Movie Critic』は、1970年代後半のロサンゼルスを舞台に、「かつてポルノ誌に映画批評を書いていた、実在したが、知られていない男の物語になる」とタランティーノ自身が口にしていた。これまで、10作品の監督、もしくは60歳になったら監督業から引退すると公言してきたタランティーノにとって、引退作になると見られていた。
映画『イングロリアス・バスターズ』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でタッグを組んだブラッド・ピットが出演すると報じられ、タランティーノ監督はすでに脚本を書き上げ、今年秋の撮影開始に向けて準備を行っているとみられていた。これに加え、2000万ドル(約30.8億円)にも及ぶカリフォルニア州からの租税補助金も取り付けていたという。
情報筋の話によると、タランティーノは脚本を書き換えることも、プロジェクトを新たに練り直すことも視野に入れておらず、新しい作品にむけ舵を取ったようだ。