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『対岸の家事』江口のりこが働くママに! 「当事者ではなくても共感できる部分がある」

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ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』より
ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』より(C)TBS

 多部未華子が主演するドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系/毎週火曜22時)の第1話が4月1日に放送された。第1話では、育児と仕事の両立に壁が立ちはだかり、“ゲームオーバー”になる寸前だった長野礼子(江口のりこ)。そんな礼子を演じる江口が、本作出演にあたって感じた思いや、自身が考える“対岸の相手”の意味合いを語った。

【写真】育児と仕事の両立に奮闘する礼子(江口のりこ) 『対岸の家事』場面写真

■江口「実際のお母さんたちのことを知るきっかけになった」

 本作は、2019年にドラマ化された『わたし、定時で帰ります。』の著者・朱野帰子が描く新たなお仕事小説をドラマ化。専業主婦になることを選んだ村上詩穂(多部)が、ひょんなことから働くママや育休中のエリート官僚パパなど“対岸にいる人たち”と出会い、交流していく姿を描く。

――原作を読んだ感想を教えてください。

江口:すごくいい話だなと思いました。近所を歩いていると、子どもを自転車の前と後ろに乗せて走っているお母さんたちを見かけることがあるじゃないですか。でも見かけただけで、実際そのお母さんがどんな生活をしているのか、どんな問題を抱えているのか、知るすべもないし、分からない。そういった人たちのことを知るきっかけになりましたし、当事者ではなくても、登場人物の中に身近にいるような人が描かれているので、誰でも共感できる部分がある。とても魅力的な物語だなと感じました。

――本作で演じる礼子はどんな人物でしょうか?

江口:礼子は営業部でバリバリ働いていましたが、育休明けに総務部へ異動。それでも、子どもが2人いるからといって仕事を諦めたくないと頑張っている人です。そのうえで、家事や育児もきちんとこなしたいと思っているのですが、夫・量平(川西賢志郎)も忙しく、夜遅くまで働いているため、以前のように仕事に情熱を注ぐ時間が足りない。常にもどかしさを抱えていて、理想と現実にもがきながらも、一生懸命向き合っている女性だと思います。

――演じる中で意識していることはありますか?

江口:礼子というキャラクターを、みんなで作り上げている感覚があります。特に多部さんとお芝居を交えると、自分の中で理解が広がって、「こういうシーンだったのか」と発見することも多いです。「こういう役だから、こう演じよう」という意識もありますが、それ以上に、現場で広がっていくものがあってとても楽しい撮影です。

相手がいてこそのお芝居ですよね。今回は子どもたちがいるので、想定どおりにいかない場面もあります。そういうとき、大人が子どもたちの動きに合わせて演じていくことになるので、その作業が楽しくなったらいいなと思っています。

――娘・星夏役の吉玉帆花ちゃんを撮影の合間も抱っこされているとうかがいました。

江口:帆花ちゃんは抱っこしたまま寝てしまうことがあって、下ろすと泣いてしまうんですよね。それにお母さんの顔を見ると、「現場に戻りたくない」と泣いてしまうこともある。だからシーンが終わるまでは、空き時間も抱っこさせてもらっています。

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■「子育てをしている人や忙しくしている人に対する目線が、優しさや思いやりに変わるかもしれない」

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