『特捜9』井ノ原快彦、涙のクランクアップ! 長年の「ありがとう」を伝える あす最終回
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ありがとうございます! まだ撮影が終わっていない人もいるので、さらっと…でも、何を言えばいいのかな(笑)。…20年ですよね。これまで、20年間も続いたお仕事なんてないので、本当に何を話していいのかわからないです。昨日、「明日で終わるんだな」と思っていましたが、《そのとき》が来るまでは感情はわからないものですね。
本当に楽しい現場でした。撮影当初こそ、昔ながらの現場の雰囲気にカルチャーショックがありましたが、どんどん慣れていきました。今では、自分でも恐ろしいくらいにせっかちになりましたね(笑)。時代とともに、さまざまな現場も形を変えていきますが、この『特捜9』だけは変わらずで、いつもハッピーでした。
最初からずっと顔を合わせているキャスト、スタッフ…本当に家族みたいですよね。毎シーズン、最終話を迎えても「どうせまた会える!」と思わせてくれていました。そして今も、「また会える」と思っています。だから、悲しくはありません。来年の春くらいになって、「あぁ、もう会えないのか…」と、そこでいろいろと思うこともありそうです。皆さんの存在が僕の力になっていて、これから歳を重ねてもきっとこの仲間のことを思い出すんだろうなって思います。
皆さん、自分を大切に。どうか自分のことを第一に考えて生きてください。本当に余裕があれば、誰かのことを助けてあげてください。僕もこの仲間に何かあったら、いつでも助けに行く気持ちでいます。そして、これからも新しい場所できれいな花を咲かせてください。『特捜9』が、少しでも皆さんのこれからの生きる糧になっていればいいなと思います。ダメですね…最近、こういうあいさつをすると涙もろくなっちゃって(笑)。改めて20年間、どうもありがとうございました!