『近畿地方のある場所について』中学生たちを襲う異常事態! 生々しい本編映像解禁&背筋の書き下ろし小説が入プレに決定

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菅野美穂と赤楚衛二がダブル主演する映画『近畿地方のある場所について』より、公開日の8月8日から、原作者である背筋自ら書き下ろした短編小説が、入場者プレゼントとして配布されることが決まった(数量限定)。併せて、林間学校の中学生たちが遭遇した“何か”を映し出す本編映像も解禁となった。
【動画】「決してご覧にならないでください。」近畿地方のある林間学校で起きた集団ヒステリー事件の資料映像
本作は、発行部数70万部を突破した背筋の同名小説を実写映画化。菅野美穂と赤楚衛二をダブル主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』の白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加する。
行方不明になったオカルト雑誌の編集長。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々。彼はなぜ消息を絶ったのか?いまどこにいるのか?オカルトライター・千紘(菅野美穂)と雑誌編集記者の小沢(赤楚衛二)は、共にその行方を捜すうちに、恐るべき事実に気がつく。それらの謎は、“近畿地方のある場所”へとつながっていたのだった…。
映画では、千紘と小沢を中心に物語が展開されていくが、7月25日より発売中の文庫版小説『近畿地方のある場所について』は、単行本版とは登場人物もストーリーも異なるという大胆な試みで、改めて注目を集めている。そして、入場者プレゼントとなる書き下ろし小説では、失踪した編集長の謎に迫る手がかりが描かれる。彼はなぜ“近畿地方のある場所”へと誘われてしまったのか、原作を生み出した背筋だけが描ける、新たな“恐怖”が待ち受ける。背筋は完全書き下ろし小説を手掛けるにあたり、「本編では語られなかった真実の一端を、ある手記を通じて垣間見ることができます」とコメントしている。
なおこちらの短編小説は、劇場で配布される呪符カードに記載されたQRコードから閲覧することが可能。真っ赤な背景に謎めいた絵と文字、中央には『近畿地方のある場所について』の文字が浮かぶ“お札”のようなビジュアルが施された、呪符カードの異様なデザインにも注目だ。
さらに、戦慄の未解禁映像が特別公開。菅野美穂&赤楚衛二も凍りついた“恐怖のビデオテープ”とは─?
失踪した編集長が残した資料を調べるうち、千紘と小沢は、ある一本の古びたビデオテープにたどり着く。再生すると映し出されたのは、中学生たちの林間学校の記録。そろいのジャージに身を包み無邪気にはしゃぐ姿は、どこかほほ笑ましさすら感じさせるが、夜を迎え、雰囲気は一気に不穏さを帯びていく。どこからともなく響いてくる、低く、不気味な声。「おーい」「おやまにきませんか」「かきもあります」─。とても人間のものとは思えないその声に、最初は面白がっていた生徒たちの間に、じわじわと不安が広がっていく。そして誰かが、窓の外に“何か”を見つけてしまった瞬間、教室内は騒然となり―。まさに異常事態ともいうべき集団ヒステリーが発生する。
そのおぞましい映像を、息をのみながら凝視する千紘と小沢。編集長はなぜ、この忌まわしい映像を手にしていたのか?だが、これはほんの入り口にすぎない。やがてこの映像が“近畿地方のある場所”へと通じていくことなど、二人にはまだ知る由もなかった。
現実と錯覚するほど生々しいフェイクドキュメンタリーパートと、演技派キャスト陣が織りなすエモーショナルで不穏な劇映画パート、二つの世界が緻密に融合することで、これまでにない恐怖と深い余韻を生み出している本作。今回解禁された映像は、まさにそんな本作の魅力を体感できるシーンとなっている。
映画『近畿地方のある場所について』は、8月8日より全国公開。