齊藤京子『恋愛裁判』が釜山国際映画祭出品決定! 私立恵比寿中学・仲村悠菜らが劇中アイドル役に

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齊藤京子が初主演する映画『恋愛裁判』が、第30回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門に出品されることが決定。併せて、劇中アイドル「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーも解禁された。
【写真】エビ中・仲村悠菜、俳優・小川未祐、元STU48・今村美月、いぎなり東北産・桜ひなのが劇中アイドルメンバーに!
本作は、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞し、前作『LOVE LIFE』で第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された深田晃司監督の最新作。「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田監督がその内容から着想を得て物語を作り上げ、構想から10年を経て結実した。
日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」。契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして所属事務所から契約違反と訴えられ裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描く。
恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣を演じるのは、元・日向坂46でセンターを務めた齊藤京子。真衣と禁断の恋におちる中学時代の同級生・間山敬役に倉悠貴。真衣の所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶役に唐田えりか。そして、山岡真衣に対し訴えを起こす所属事務所の社長・吉田光一役を津田健次郎が演じる。
このたび、本作が第30回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門に正式出品されることが決定。
韓国・釜山で、現地時間の9月17~26日に実施される第30回釜山国際映画祭。国内外から集められた約300作品もの多様な映画が上映され、約20万人もの来場者を記録する、アジア最大規模の映画祭だ。本作が正式出品されるのは、さまざまな視点とスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督の作品を紹介することを目的とした「アジア映画の窓部門」。深田監督作品が本部門に出品されるのは『LOVE LIFE』(2022年)以来、3年ぶり2度目となる。
今回の選出にあたり深田監督は、「アジアの観客に届けられる作品にすることはこの映画にとって至上命題のようなものでした。こうしてアジアの主要な映画発信地である釜山でお披露目できることにひとまずホッとしています。この映画がアイドルを応援する皆さんや、今も懸命に生きている無数のアイドルたち、未来のアイドルたちに少しでも多く届くことを願っています」とコメント。
アジア映画の窓部門は、近年では濱口竜介監督の『寝ても覚めても』(2018年)、瀬々敬久監督の『楽園』(2019年)、岩井俊二監督の『キリエのうた』(2023年)などが出品されており、釜山国際映画祭選考委員は、本作の選出理由を「あらゆる困難に立ち向かい自身の尊厳のために闘う女性の心を打つ物語です。今を生きるすべての彼女たちにこの映画が届くことを願います」とコメントしている。
また、齊藤演じる山岡真衣がセンターを務める劇中アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」(通称:「ハピ☆ファン」)のメンバーを演じる4名のキャストが一斉解禁。
グループ最年少の清水菜々香を演じるのは、アイドルグループ私立恵比寿中学の現役メンバーとして活躍する仲村悠菜。クールなキャラクターで女性ファンから人気の高い大谷梨紗を演じるのは、『よこがお』から約6年ぶりの深田組参加となる、俳優・小川未祐。グループ最年長でリーダーを務める三浦美波役には、元STU48でキャプテンを務めた経験もある今村美月。年下組の辻元姫奈を演じるのは、武道館公演を成功させたばかりの東北地方出身女性アイドルグループ・いぎなり東北産の現役メンバー桜ひなの。それぞれが異なるグループやフィールドで培ってきた経験を持つ彼女たちが、ひとつのグループとして集結する。
また、劇中アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」の楽曲・劇伴音楽は、第一線で活躍するアーティストや国内外の大ヒット音楽を数多く手がけているクリエイティブカンパニーagehaspringsが制作。音楽プロデューサーにはYUKI、中島美嘉、Aimer、トゲナシトゲアリらのプロデュースで知られる玉井健二を迎え、振付には数々のアイドルやアーティストの振り付けを手掛けた竹中夏海が参加。音楽、ダンス、ライブステージ、グッズなど、アイドルの世界を徹底的にリアルに表現し、その光と影を描き出す。
なお、「ハッピー☆ファンファーレ」の公式インスタグラムも開設。「ハピ☆ファン」の活動模様を動画や写真で届ける。
映画『恋愛裁判』は、2026年1月23日全国公開。
釜山国際映画祭選出に関する深田晃司監督、釜山国際映画祭選考委員のコメント全文は以下の通り。