WEST.小瀧望が井上ひさし作品に挑む! 初演舞台『うま -馬に乗ってこの世の外へ-』7月より上演
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■演出:藤田俊太郎
『うま』との奇跡的な出会い、この作品を演出できる喜びで胸がいっぱいです。私に流れる東北人の血を漲らせ、言葉のうつくしさ、言葉のこわさに魂を込めて向き合っていきたいと思います。作品のベースとなる佐々木喜善さん著『聴耳草紙』ー馬喰八十八ーを始め、東北地方の民話には忘れられない日本人の原郷があり、井上ひさしさんの戯曲はいつも新しく、時をこえ私たちに今を生きるあらたな光を与えてくれます。
小瀧望さんの輝きと悲哀あふれる稀代のピカレスク。音月桂さんのおそろしいうつくしさ、加藤梨里香さんの純真と叙情、大鶴佐助さんの聖と猥雑、小松利昌さんの人間の営みの情感、小林きな子さんの滑稽さと可愛らしさ、小柳心さんの愉快とパッション、尾倉ケントさんの力強さ、森加織さんのゆたかさ、安井順平さんの疾走する業とユーモア、梅沢昌代さんの母性とやさしさと芝居の深さ。そしてスタッフ、カンパニー一丸となり、懐かしく愛おしくあたらしい趣向を凝らした演劇を大切なお客様にお届け致します。
■小瀧望
この度、太郎役を務めさせていただきます。
初めての井上ひさしさんの作品が、まさか日本初演のものになるとは思ってもおらず、本当に人生なにがあるか分からないなと感じております。そして、いつかご一緒したいと思っていた藤田さんとご一緒できることも、僕にとってこの時点で感無量です。
太郎という役は、徹底的に強情で薄情で、気持ちいいくらい自分中心に生きているひどい人なのですが、その迷いのない生き方に、最後にはなぜか憧れすら感じてしまいました。自分自身も全く知らない自分に出会えると確信しています。午年に、「うま」という舞台に挑戦できるという奇跡、そして運命も感じています。ぜひ劇場で体感してください。
■音月桂
初めて戯曲に触れたとき、どの登場人物にもすぐには感情移入できなかったのを覚えています。けれど、だからこそ真正面から向き合ってみたくなったのが本心です。
作品のこと、演じる役のことに想いを巡らせれば巡らせるほど怖さもありますが、演出の藤田さんや共演する皆さま、お客さまを信じて、この生命力あふれる戯曲の中に全身全霊で身を投じたいと思っています。劇場でお待ちしております。

