『豊臣兄弟!』柴田勝家役・山口馬木也、戦国時代には「絶対行きたくない!(笑)」 『アウトランダー』で海外ドラマ予告ナレーション初挑戦
全世界推定販売部数5000万部を突破したダイアナ・ガバルドンのベストセラー小説を原作に、歴史に翻弄される男女の運命を描いた壮大なファンタジー・ロマンス巨編「アウトランダー」が、ついに最終章に突入する。「GALACTICA/ギャラクティカ」を手がけたSFドラマ界の大御所ロナルド・D・ムーアが製作総指揮を務める本作は、2014年の放送開始以来、スコットランドの雄大なロケーション、細部まで作り込まれた美術・衣装・音楽、そして<テレビシリーズ史上、世界で最も美しい>と称される大胆で甘美なラブシーンで多くの視聴者を魅了してきた。Huluでは、このファイナルシーズンを4月3日より国内最速で見放題独占配信する。シリーズ完結を記念し、12年にわたる壮大な軌跡を振り返る日本版特別予告編が完成。<誇り高き戦士・ジェイミー編>のナレーションを担当した山口馬木也のコメントが到着した。
【動画】山口馬木也ナレーション『アウトランダー』シーズン8予告<誇り高き戦士・ジェイミー編>
■初ナレーションに感慨「こういった機会をいただけるようになったんだな」
山口が海外ドラマの予告編ナレーターを務めるのは、今回が初。社会現象を巻き起こす大ヒットとなった映画『侍タイムスリッパー』で演じた、幕末から現代へタイムスリップする侍・高坂新左衛門役が、20世紀から18世紀へタイムスリップする本作の主人公・クレアの境遇と重なること、現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)で演じる、主・織田信長への熱い忠義を誓う柴田勝家をはじめ、数々の時代劇や大河ドラマで体現してきた「守り抜く義の精神」も、愛する人を守るために剣を執る戦士・ジェイミーの生き様と合致。こうした共通点から、今回のナレーションが実現した。
山口の渋く重厚なナレーションで幕を開ける特別予告では、本作のヒーローであり、スコットランドの戦士であるジェイミーが辿った壮絶なハイライトが描かれる。山口の声がその時々のジェイミーの感情に寄り添い、時には孤独を、時には覚悟を、そのいぶし銀の響きで表現する。
海外ドラマ『アウトランダー』シーズン8場面写真(C)2026 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
初挑戦となった予告編ナレーションについて、「お話をいただいた時は、こういった機会をいただけるようになったんだな、と感慨深かったです」と語った山口。収録の感想について「やはり自分の声ってなんだか恥ずかしいなと思いながら聞いてました(笑)。ただ、ここはしっかり感情を入れて、ここでは内容を明確にお伝えする、と使い分けることが難しかったです。また、ファイナルシーズンを楽しみにしている人たちに、ワクワクドキドキさせるような持っていき方はないのかなと考えながらやってました」と振り返った。
本作では、20世紀と18世紀、2つの時間軸で物語が展開するが、異なる時代の人物を演じる際に意識していることについて、「一番は『時間』のことを意識しますね。いざ芝居が始まってしまえば意識しないのですが、作っていく段階、脚本を読んでいる段階で時間のことをすごく気にします」とコメント。
「今は時計があるけれど、(昔は)ないじゃないですか。だからもっと周りの景色とか、例えば夏場だったら日が沈んでいくなら大体何時ぐらいかな、とか。僕は岡山県出身なのですが、田舎にいた時は大体『今このくらいの太陽でこれくらい影が伸びていたら何時』と分かってました。しかし東京に来てからそういうアンテナが全くなくなって、どちらが西か東かも分からなくなってしまって…。時代劇はある意味、時間の流れるスピードがちょっと緩やかなのかな、と。あと時代劇で『ちょっとあそこまで行ってくれ』って言われるシーンがあると思いますが、その『ちょっと』は半日以上かかる距離だったりする。それを『えいっ!』って行く、その『時間の概念』が現代とは違うということは、時代劇を作る上ですごく大事にしているところですね」と、数多くの時代劇出演を通して培った感覚を語った。
『豊臣兄弟!』で演じている柴田勝家をはじめ、主のため、信じるもののために忠義を尽くす人物像と、ジェイミーの生き様に重なるところがあるかを尋ねると、「ありますね。やはり、その時代を生きた人の『時代錯誤』というか、いろんなもののズレっていうのも、ジェイミーを演じる彼(サム・ヒューアン)の演技を見ていて、すごく面白いなと思いました。大義や愛のために戦っているという普遍的なヒーロー像はちゃんとありつつも『今の世界じゃ通用しないよ』みたいなズレが、勝家とも共通するところがあるなと思いました」とコメント。国や時代を問わず共通する「不器用ながらも真っ直ぐな男の美学」に共鳴した。
■異なる時代の人物を演じるための“身体感覚”と“作法”
海外ドラマ『アウトランダー』シーズン8場面写真(C)2026 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
過去のインタビューで「時代劇には決まった型や所作があり、それを身につけることが大きな助けになった」と語っていた山口に、本作で描かれるハイランド文化で印象に残った型や所作があるか尋ねると、「まず衣装、あのスカート(キルト)ですね。和服に近いなと思って。和服を着たことない方はわからないかもしれないですけど、かなり不安定な状態になるんです。時代劇も同じなのですが、稽古の時にジャージとかでやってしまうとすごくやりづらいんです。袴や着物を着てやると、何かが一つ助けになっていく。(キルトのような)絶妙な丈のものを着て動くというのは、何か作り込んだものがないとあんな風に立っていられない。不安定になってしまう。だから、いろいろ工夫されながら演じてるのかなと思いながら見ていました」と、俳優ならではの視点で分析。
さらに、「『触る』『食べる』『飲む』という動作も、小道具や美術が助けてくれるところはあると思います。それぞれの時代でどういう風に……(道具が)すぐ買えるものなのか、自分たちで作ったものなのか、貴重なものなのか、という選択がその場その場で瞬時にされているのはすごく面白いなと。俳優目線で見て『さすが海外の俳優さんは素晴らしいな』と思いました」と語った。
最後に、本作にちなみ、「タイムスリップをするとしたら、いつの時代でどんなことをしたいか」を尋ねると、「未来です」と即答。「未来に行って、俳優というものがどうなっているのか、存在しているのか。人間が演じるということがどう残っているのかにはすごく興味があります。宇宙のことも知りたいです」と好奇心をのぞかせる。
ちなみに現在演じている戦国時代については、「絶対行きたくない!(笑)。(演じていて)よくこの時代に生きていたなと思います。鎧一つ付けるだけで30kg、40kgあるんです。馬も乗り心地が良いとは言えない、それで何日もかけて移動するなんて、現代の人で耐えられる人はいないんじゃないかな」と、茶目っ気たっぷりに語った。
なお、本映像と対をなす、クレアにフォーカスした特別予告<愛を貫く気高き魂・クレア編>と、もう一人のスペシャルナレーターも近日解禁される。
『アウトランダー』シーズン1~7は、Huluで見放題配信中。シーズン8(ファイナル)は4月3日より国内最速配信(以降、毎週金曜日に1話ずつ追加配信)。

