あす公開!『オブセッション 災愛』26歳カリー・バーカー監督が大ヒット作の誕生秘話を語る メイキング写真も到着
――「願いの柳(ワン・ウィッシュ・ウィロー)」のCM映像が面白かったです。あの商品のアイデアはどこからきたのでしょうか。
「願いの柳(ワン・ウィッシュ・ウィロー)」は、完全に自分で考えました。店で買える物にしたかったのです。突然家の前に届く謎のアイテムにはしたくありませんでしたし、「どこから来たかわからない不思議な物体」のような設定も前に見た感じがあります。流れ星みたいなものにするのも嫌でした。ちゃんと“物理的に存在する物”にしたかったのです。それでいろいろ調べてみたのですが、ストーリーに合うものが見つからず、最終的に「全部自分で作ろう」ということになりました。それが「願いの柳(ワン・ウィッシュ・ウィローです。
(商品の箱を取り出して)実物があるので、お見せしましょう。僕の机の上に置いてあります。完成作や予告編の中で、ベアがこれを手にしますよね。まさに、これがそうです。
――箱のデザインからして素敵ですね。
ありがとうございます!
――そこにもかなり時間と労力をかけたのでしょうか?
はい、かなりこだわりました! この箱を完成させるのには、映画本編を撮影するより時間がかかっているんです。撮影自体は20日程度でしたが、じつは、この箱のデザインが完成するまでには4か月ほどかかっているんです!
――今回が初の長編劇場映画で、しかもわずか20日間、低予算で撮影したわけですが、どうやってこなしてみせたのでしょうか?
この映画に関わった人たちは、みんな、映画作りが好きだからという理由で集まってきてくれました。才能があって情熱的なチームに恵まれた僕は、本当に幸運です! もしこの仕事に飽きていたり、僕を信じてくれない人たちでチームが構成されていたりしていたら、きっとうまくいかなかったと思います。
たとえば、カメラ会社のPanavisionも、機材を割引価格で貸してくれたんですよ。この映画は、本当にどこにおいても恵まれていました。
――もちろんこれまでにも映画制作経験はおありだったわけですが、劇場用である今回は大きなステップアップだったかと思います。そんな中で一番大変だったことは何でしたか?
新しい人たちと仕事をすることは、ひとつ大変なことではありました。それと、スケジュールに従って撮影することもですね。今までは、基本的にスケジュールというものがなかったので。たとえば、(YouTubeで配信された)『Milk & Serial』は、納得いくまで何テイクでも撮れましたし、その日に終わらなければ翌日に回せば済むことでした。自分が満足するまで続けることができたのです。
でも『オブセッション 災愛』や(次回作)『Anything But Ghosts』みたいな(劇場用に作る)映画では、そうはいきません。撮影時間は一日に12時間しかなく、翌日には別のシーンや別のロケ地が控えています。だから、その日に必要とされているものはその日のうちに全部撮り切らなければなりませんし、後になってまた戻るのは難しい。それは、僕にとって大変でしたが興味深い体験になりました。
