あす公開!『オブセッション 災愛』26歳カリー・バーカー監督が大ヒット作の誕生秘話を語る メイキング写真も到着
――特に撮影が大変だったシーンはありましたか?
パーティーのシーンですね。登場人物も多く、動きも複雑な中、全員の集中力を保つ必要がありましたから。エキストラも大勢いましたし。それに、危険なスタントが絡むシーンもかなり神経を使いました。それから、クライマックスは特にすばらしいものにしなければならないと思っていたので特に緊張しました。映画全体における重要性を理解していただけに、プレッシャーは大きかったです。
――キャスティングが完璧でしたが、ベア役のマイケル・ジョンストン、とニッキー役のインディ・ナヴァレッテのそれぞれの起用の決め手は?
マイケルに関しては、彼の声に独特の純真さを見ました。同時に、どこか闇を感じさせるようなニュアンスもありました。それがこの役にぴったりだと思ったんです。“不器用さ”の演技もうまいですし、初めて彼に会った時から「この人こそベアだ」と感じました。彼は人に同情させるのがうまいです。それに、彼には純粋さがあります。
インディは、“普通のニッキー”の部分にたくさんのものを持ち込んでくれたと思います。ニッキーは単なる“感じのいい隣の女の子”ではなく、ちょっと生意気で、ボーイッシュな雰囲気もあるキャラクターです。インディはそこを自然に引き出してくれました。そこがとてもよかったです!
――そんなインディが“普通のニッキー”と“普通じゃないニッキー”を演じ分ける上でどのような演出をしましたか?
僕がインディに伝えたのは、「これはたしかに“ワン・ウィッシュ・ウィロー”による魔法が存在する世界の話。それは観客も受け入れている。でも、ここからは男と女の話だと思ってほしい」ということ。「ニッキーはベアに執着している。ベアを自分のものにしておくためには、どんなことでもする。そこを意識してほしい。それをゴールだと思って」ということでした。
その結果として生まれるのは、“悪魔的で恐ろしい存在”ではなく、“嫉妬深くて、必死で、少し面倒くさい女性”です。僕が狙ったのは、それだったのです。
