ラッセル監督が涙の決断!『アメリカン・ハッスル』原題が完成間近に変えられたワケ…
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本年度アカデミー賞で最多10部門ノミネートされ話題になっている映画『アメリカン・ハッスル』のタイトルが完成間近で急きょ、変更されていたことが分かった。
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もともとは『アメリカン・ブルシット』として製作が進められていた本作。ブルシット(bullshit)とは英語で「たわごと、でたらめ」を意味することから、ラッセル監督はFBIと天才詐欺師が解決したアブスキャム事件に基づくこの物語を「アメリカのたわごと」と、エンターテイメントとして見せようとした。しかし、ブルシットに含まれる“shit”は“Fuck”などと同様に、アメリカでは放送禁止用語に当たり、使用する際はご存知「ピー」音がかぶせられる。テレビなどで映画紹介されるたびにタイトルに「ピー」音が入ってしまっては宣伝にならないため、監督は泣く泣くこのタイトルで行くことを諦めたという。そして、代わりに用いられたのが、適正ワード「ハッスル(=詐欺)」というわけだ。
しかし、アメリカでは放送禁止用語とされるブルシットだが、監督の強い希望から、ドイツでは『アメリカン・ブルシット』のタイトルのまま上映が決定している。ちなみに、フランス版タイトルは『AMERICAN BRUFF』。“Bluff”も“hustle”と同じで、騙すという意味なのだとか。
本来は「アメリカのたわごと」として描かれた本作。心中、『アメリカン・ブルシット』と思いながら鑑賞すると、監督の製作意図がより伝わってくるのかもしれない。
アッと驚く展開とユーモアたっぷりの痛快エンタテインメント『アメリカン・ハッスル』は1月31日より全国公開。
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