敵?味方?『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は人間関係が面白い
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一方、そんなニックを信頼しきっているのが、魔性の女スパイ、ブラック・ウィドウだ。彼女は、“アベンジャーズ”での戦いのあと、キャプテンとともに様々なミッションを一緒に行ってきた。キャプテンにとって一番親しい仲間となる。
ウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソンも、「2人はお互いをもっと知るようになっているから、会話もずっと気楽だし、ふざけたりもするわ」と話すが、キャプテン役のクリス・エヴァンスは、「キャップとブラック・ウィドウはまったく違うタイプの人間」と言い、監督のアンソニー・ルッソも「2人は火と水のような関係ですよ」と断言する。だが、「そんな2人が手を組んで信頼し合うことが必要とされる状況に放り込めば、素晴らしいドラマが生まれます」という監督の言葉どおり、2人の関係性の変化、そこにニックがどう絡んでくるのか。ここのトライアングルは要注目である。
そして、忘れてはならないのが、本作から加わる新たなキャラクターたちだ。空軍の特殊パラシュート部隊のエースだったサム・ウィルソン、シールドの幹部であり、ニックの永年の友人でもあるアレクサンダー・ピアース、若くて魅力的なシールド・エージェントのホープ“エージェント13”、世界最高の暗殺者ウィンター・ソルジャーと、彼ら4人はキャプテンたちの敵なのか、味方なのか。監督いわく、「キャップを徹底的にどん底まで突き落とすことで、観客は『彼は立ち直れるだろうか?』と思うはず」とにんまり。いったいキャプテンに何が起こり、そこに4人はどうかかわってくるのか。その答えは、劇場で確認してほしい。