鬼才ラース・フォン・トリアー最新作公開決定!S・ゲンズブールが色情狂の女性に挑む

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『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ映画祭パルムドールを獲得した、デンマークの鬼才監督ラース・フォン・トリアーの最新作『ニンフォマニアック』が、2部構成で今秋連続公開される。本作は、自らを色情狂と認める女性ジョーの「性」の旅路を8つの章で綴ったセンセーショナルな作品だ。
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凍えるような冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマン(ステラン・スカルスガルド)が、裏通りで怪我を負って倒れている女性ジョー(シャルロット・ゲンズブール)を見つけるところから、物語は始まる。
彼は自分のアパートでジョーを介抱し、何があったのかを尋ねると、自身の生い立ちについて赤裸々に語り始める。それは、自らをニンフォマニアック(色情狂)と認めた1人の女性の、瑞々しい枝葉に分かれた多面的な人生であり、詩的で滑稽で芳醇な物語だった…。
本作のテーマはずばり“女性のセクシュアリティ”。自らを色情狂と自覚する1人の女性の半生を詩的かつユーモラスに2部構成で描き切り、『イディオッツ』『アンチクライスト』など、ラース監督がこれまで発表してきた数々の衝撃作をも凌駕する問題作かつ、ラース流の“喜劇”とも言える独創的な傑作が『ニンフォマニアック』である。
主演は、ラース監督のミューズであるシャルロット・ゲンズブール。快楽を求めて不特定多数の男性とセックスにふける満たされない女性ジョーを体当たりで演じている。その他、シャイアラブーフ、ユマ・サーマン、ウィレム・デフォー、ステラン・スカルスガルドなど世界中の名だたるスターが集結し、体当たりの演技で新境地を切り開いている。
『ニンフォマニアック Vol.1』は10月11日から、『ニンフォマニアック Vol.2』は11月1日から、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。