NY映画批評家協会賞、女性同士の恋愛を描いた『キャロル』作品賞ほか最多受賞
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81回目を迎えたニューヨーク映画批評家協会賞が現地時間12月2日に発表され、トッド・ヘインズ監督、ケイト・ブランシェット主演の『キャロル』(日本公開は2016年2月11日)が作品賞、監督賞、脚本賞、および撮影賞の最多4部門を受賞した。
【関連】ケイト・ブランシェット主演『キャロル』場面写真
『キャロル』は映画化された『太陽がいっぱい』『リプリー』シリーズの小説家パトリシア・ハイスミスの1952年の小説が原作。1950年代のニューヨークを舞台に、デパートで働く若い女性テレーズ(ルーニー・マーラ)と離婚争議中の年上女性キャロル(ケイト・ブランシェット)の物悲しい関係を描く。
主演女優賞はジョン・クローリー監督作『Brooklyn(原題)』のシアーシャ・ローナンが受賞した。本作も1950年代のニューヨークが舞台。シアーシャはアイルランドからの移民女性を演じてる。
主演男優賞は『Spotlight(原題)』のマイケル・キートンが受賞。本作は『靴職人と魔法のミシン』(15)のトム・マッカーシー監督、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス共演の実話に基づく社会派ドラマだ。米マサチューセッツ州ボストンの新聞社ボストン・グローブが、地元の大司教区で起きた児童に対する性的虐待と隠蔽行為を暴くさまを描く。
2015年ニューヨーク映画批評家協会賞授賞式は現地時間2016年1月4日に開催予定。主な受賞作品・受賞者は以下の通り。
作品賞 『キャロル』
監督賞 トッド・ヘインズ『キャロル』
脚本賞 フィリス・ナジー『キャロル』
主演女優賞 シアーシャ・ローナン『Brooklyn(原題)』
主演男優賞 マイケル・キートン『Spotlight(原題)』
助演女優賞 クリステン・スチュワート『アクトレス~女たちの舞台~』
助演男優賞 マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』
撮影賞 エド・ラックマン『キャロル』
アニメ映画賞 『インサイド・ヘッド』
外国語映画賞 『禁じられた歌声』
初監督作品賞 ネメシュ・ラースロー『サウルの息子』
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