マーゴット・ロビー、銀盤の悪女トーニャ・ハーディングの伝記映画で主演

映画『ウルフ・オブ・ストリート』(14)や『フォーカス』(15)の女優マーゴット・ロビーが、ライバルのフィギュアスケート選手ナンシー・ケリガン襲撃事件に関与し、“銀盤の悪女”などと称された元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画『I,Tonya(原題)』に出演することが明らかになった。DeadlineやEntertainment Weeklyなどの海外メディアが伝えた。
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ハーディングは1991年、21歳の時に女子として史上2人目のトリプルアクセルを成功させ、全米フィギュア選手権を制覇。同年、世界フィギュアスケート選手権で2位になると共にアルベールビル五輪に出場するが、メダルには届かなかった。そして1994年、リレハンメル五輪の代表選手を決める全米選手権での練習後に、ナンシー・ケリガン選手が何者かに襲われる事件が発生する。同大会ではハーディングが優勝するが、ハーディングの元夫ジェフ・ギルーリーとボディーガードが容疑者として逮捕され、ハーディングは事件関与を疑われる中、リレハンメル五輪に出場した。
結局、結果を残せず、帰国後に事件への関与を認めたハーディングは1994年の全米選手権優勝を剥奪され、その後も問題を起こして最終的に米フィギュアスケート界から追放された。
マーゴットは『I,Tonya(原題)』にプロデューサーとしても名を連ねるそうで、現在、監督探しに乗り出しているという。映画『ニューヨークの恋人』(02)や『クーパー家の晩餐会』(16)のスティーヴン・ロジャースが、ハーディングとギルーリーに広範囲にわたるインタビューを敢行して脚本を書き上げたという。