人気海外ドラマ『CSI』『キャッスル』…打ち切り&終了へ

今秋のパイロットシーズンに向けて既存のテレビドラマの更新や打ち切りが続々決まる中、長年続いていた人気海外ドラマ『キャッスル』や、米CBS局で残っている最後の『CSI』シリーズとなった『CSI:サイバー』の打ち切りが決まった。
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米ABC局の『キャッスル~ミステリー作家のNY事件簿』は、主要キャラクターの1人である女刑事ケイト・ベケット役のスタナ・カティックが去る4月に、「予算の都合」でシーズン8をもって降板することが決まっていた。そのためシーズン9の制作が未知数だったが、主役のミステリー作家リチャード・“リック”・キャッスルを演じるネイサン・フィリオンが、シーズン9の更新に向けて出演契約を更新したと伝えられ、ファンはひとまず胸をなで下ろしたところだった。シリーズフィナーレの放送は現地時間5月16日に予定されている。
ABC局はまた、映画『キャプテン・アメリカ』シリーズのTVスピンオフとして、キャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーターを主役にした『エージェント・カーター』の打ち切りも決定した。同作は既に最終シーズンとなるシーズン2の放送を終えている。
一方、CBS局は3月に全米放送が終わっていたシーズン2をもって、サイバー犯罪の捜査にあたるFBI捜査官たちの活躍を描く、パトリシア・アークエット主演の『CSI:サイバー』を打ち切ることに決めた。CBS局ではオリジナルシリーズの『CSI:科学捜査班』が2000年に始まって以来、数々のスピンオフを含めて『CSI』の看板を掲げたドラマをずっと放送してきたが、これですべての『CSI』シリーズが終焉を迎えた。
なおCBS局が更新を決めかねていた『SUPERGIRL/スーパーガール』は同局から姿を消すものの、CW局でシーズン2の制作が決まった。