室井滋、完全にドリー化?「トイレから戻ってこれない」“忘れんぼう”ぶり告白

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映画『ファインディング・ドリー』の来日記者会見が29日に都内で行われ、アンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督と日本語吹替版キャストを務めるドリー役の室井滋、マーリン役の木梨憲武、タコのハンク役の上川隆也、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンが登壇した。この日は、室井らキャスト陣が海の生物を絵に描き、そのキャラクターがスクリーンの中で泳ぐというディズニーらしい幻想的な演出が実施され、会場を沸かせた。
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本作は、カクレクマノミのニモを主人公に大ヒットしたアニメ『ファインディング・ニモ』の続編。忘れん坊のドリーが、人間の世界へ家族探しの旅にで、そこで繰り広げられる大冒険を感動的に描く。アニメーション映画史上全米歴代No1大ヒットスタートの記録を樹立している。
舞台にはドリーが住む“幻想的な海の世界”が再現されており、まずはアンドリュー監督、アンガス共同監督が登壇して作品への熱い思いを語った。アンドリュー監督は「前作を撮り終えたときに続編は作らないと思っていた。でも2012年に作品を再び観たときにドリーの家族が見つかっていないことや、忘れんぼうのドリーのことが心配になっていたことに気づいたんだ。ドリーを通じて観客に普遍的な真実を伝えたいと思った」と話し、ドリーを主役に続編を作ろうと決心した理由を説明した。
日本語吹き替え版声優を務めたキャストたちは、自身が演じたキャラクターの帽子を被って登場。13年ぶりに忘れんぼうのナンヨウハギのドリー役を再び務めた室井は「演じているうちにドリー化してしまいました。アフレコしていてもマイクにぶつかったり、私生活でもガーデニングの物を買いにいったのにカーテン売り場に立っていたり、さっきもトイレに行ったのになかなか控え室に戻って来れない…」と忘れんぼうのドリーと一心同体であることを告白した。前作に続いてマーリン役の木梨も「13年ぶり。娘が13歳になった。家族で観にいきたい」と参加を喜ぶ。
タコのハンク役の上川は「ずっとピクサーの作品を楽しんできたので、オファーが来たときはすごく嬉しかった。出来る限りのことはやろうと思った」とピクサー作品初参加に大喜び。中村はオーディションで参加が決まったことを明かし、「感動的です」と興奮を隠せない様子だった。キャスト陣の頑張りにアンドリュー監督は「とても素晴らしい。皆さんの持っているエネルギーが原作にぴったり」と称賛した。
この日は、舞台上のスクリーンの中に監督や日本語吹き替えキャスト陣が描いた海のキャラクターが泳ぐ演出がなされており、キャスト陣を喜ばせた。監督2人には、キャスト陣からドリーとニモをイメージした巨大提灯がプレゼントされた。
映画『ファンディング・ドリー』は7月16日、全国ロードショー。