スーパーマンにバットマン…DCヒーローたちの苦悩と素顔に迫る
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』を皮切りに、海外ドラマシリーズやアニメーション、実写映画など、DC関連の作品が続々とリリースされる。そんななか、『バットマンvsスーパーマン~』の魅力を徹底解説した特別映像が公開された。そこで語られるのは、DCを代表するスーパーヒーロー=スーパーマンは「正義のヒーローか?」「悪に染まったのか?」、究極の謎を問いかけている。また、様々なDCヒーローたちが絡み合い活躍する作品を知ることでよりヒーローたちの素顔を見ることもできる。
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スーパーマン=正義の味方。誰もが知るところだろう。本作『バットマンvsスーパーマン~』でも、そうありたいものだが、今回は若干勝手が違ってくる。新シリーズの1作目『マン・オブ・スティール』で、ゾッド将軍の侵略から地球を守ることに成功、スーパーマンは驚異的な力を見せつけた。ところが、人々は地球を守ってもらって感謝しつつも、破壊し尽くされた街を前に、スーパーパワーに猜疑心を抱くように。希望の象徴から厄介な存在へとなり果てたスーパーマン。自分の存在意義に苦悩しながら、それでも戦い続けていた。
そんなスーパーマンの前に現れたのが、もう1人のスーパーヒーロー、バットマンだ。彼(ブルース・ウェイン)は、両親が目の前で殺されて“絶望の淵”を覗いたことで、常に闇を抱え込み、単純に正義の味方とは言い切れない存在に。このように“正義”に悩む2人が、ゾッド将軍との闘いが引き金となってバトルスタート。“正義とは何か”を問いながら拳を交えていくが…。
そして、苦悩するバットマンをより掘り下げたのが、バッドマンの宿敵ジョーカーを主人公にしたアニメーション『バットマン:キリングジョーク』だ。この作品では、ジョーカー誕生に隠された悲しい過去をつづっていくと同時に、ゴッサム市警本部長のゴードン警部と娘のバーバラを利用してバットマンを精神的に追い詰めながら、実は、2人は“絶望の淵”を覗いた似た者同士であり、ジョーカーの狂気とバットマンの正義は紙一重であることを描いていく。バットマンの闇の深さがよく分かり、よりバットマンを理解できるだろう。