『24』新シリーズ『24:レガシー』、実際のテロ映像使用でプロデューサー陣が陳謝

キーファー・サザーランド演じるジャック・バウワーが、テロと闘う人気海外ドラマ『24 TWENTY FOUR』のDNAを受け継ぐ新シリーズ『24:レガシー』。米Fox局で1月に放送が始まったばかりのシーズン1でトラブルが生じた。今月20日(現地時間)に放送された第4話で実際にあったテロ映像が使われ、プロデューサー陣が陳謝するに至った。VarietyやDeadlineなどが伝えた。
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問題の映像は2013年にケニアのナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件のものだったという。話中で米政府高官らがテロ攻撃の映像を見ている場面で、武装集団がナイロビにある大型ショッピングモール「ウエストゲート」内で乱射し、モールにいた客達がパニックの中逃げる姿が映っている実際の映像が使用されたとのことだ。
Varietyによると、第4話の放送後、ドラマを盛り上げるために実際の映像が使われたと、ケニア国籍の人々などから憤慨する声が上がっていたという。Fox局の代理人は事実確認した上で、プロデューサー陣が実際の事件の映像を使用したことを深く後悔しているとコメントした。
同ドラマの企画・製作総指揮を務めるマニー・コトとエヴァン・カッツは連名で声明を発表し、『24:レガシー』の第4話で遺憾にもナイロビで起きた襲撃事件の映像を含んでしまいました。当該映像は今後の放送やバージョンから削除されます。被害者の方々とご家族に苦痛を与えてしまったことを謝罪し、心からお詫び申し上げます」と陳謝している。