キャリー・フィッシャー、検視で体内にヘロインやコカインの薬物検出

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現地時間2016年12月23日にイギリスからアメリカに向かっていた航空機の機内で心臓発作を起こし、4日後の27日に搬送先の病院で死去した女優キャリー・フィッシャー。ロサンゼルス郡検視局による検視結果が発表され、ヘロインやコカインなどの薬物が検知されたことが明らかになった。しかし薬物の使用が死に直接的な関係があるかは定かでないとのことだ。
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Peopleが入手した検視結果によると、コカインやヘロインのほか、メタドン、エタノール、アヘン剤などが検出されたとのこと。抗うつ剤と抗ヒスタミン剤を服用した痕跡もあったという。しかし検出された複数の薬物が死因に結びつくと決定づけることはできなかったとのことで、死因は睡眠時無呼吸とその他の未確定の要因によるものと結論づけられた。
キャリーの娘で女優のビリー・ロードはPeopleへの声明の中で、「母は生涯を通じてずっと薬物依存と精神疾患と闘っていました。そして最終的にそのために亡くなりました。彼女は仕事をするうえで、これらの病気にまとわりつく社会的な不名誉について、意図的にオープンにしてきました」とキャリーへの理解を示している。
同じような病気で苦しむ人々やその家族が、社会的に恥ずかしい思いにさせられていることをキャリーは常に語ってきたというビリー。「私には分かります。母は自分の死によって、病気を抱える人々が自分たちの苦しみについてオープンにするきっかけになることを望んでいます」と訴え、精神疾患を治療するための支援や公的資金を求めることを呼びかけている。