70歳のエルトン・ジョン、最後のワールドツアーを発表 「家族を優先」

50年にわたり音楽シーンに影響を与え続けてきたイギリスの伝説的歌手エルトン・ジョンが、3年にわたる300公演以上のワールドツアーを発表。それを機に公演活動からは引退し、家族と過ごす時間を増やすという。The Guardianなどの海外メディアが伝えた。
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5大陸をまたぐ最後のワールドツアーは、エルトンの1973年のアルバム『黄昏のレンガ路』(Goodbye Yellow Brick Road)からインスピレーションを得た「Yellow Brick Road Tour」。エルトンは現地時間24日に開催されたニューヨークのイベントで最後のツアーを発表するとともに、「道から出る時が来ました。これで私の人生の重大な次章を心から受け入れられます」とコメント。「子供たちを育てるために、もっと多くの時間を費やす必要があります」と、優先事項が変わり、家族との時間が大事になったと理由を明かした。
ワールドツアーは今年9月に米ペンシルベニア州から始まり、最後はイギリスの10都市を巡り2021年に完結する予定となる。
公演からは引退するエルトンだが、音楽活動はやめないと断言している。「音楽はやめません。今後もレコードや音楽作りをしたいと思っています。大抵は子供たちをサッカーの試合に連れていくことになりますが、これからもできれば私が死ぬ日まで創作を続けていく所存です」と語ったという。