松田龍平主演の将棋映画に妻夫木聡、松たか子、染谷将太ら 特報到着

松田龍平主演の映画『泣き虫しょったんの奇跡』に、妻夫木聡、松たか子、永山絢斗、染谷将太ら豪華俳優陣の出演が発表された。
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将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段による同名の自伝的小説を実写映画化する本作。『クローズEXPLODE』の豊田利晃監督と松田の2人が、2002年公開の『青い春』以来、16年ぶりに本格タッグを組む。
幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと晶司。しかし、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、将棋の道を絶たれ、社会の荒波に放り出されてしまう。その後、35歳のサラリーマンとなった晶司が周囲に支えられつつ、再びプロ棋士の夢を実現すべくひたむきに挑戦していく。
松田が主人公を演じるほか、晶司と苦楽を共にする奨励会員に妻夫木、永山、染谷、駒木根隆介、新井浩文、渋川清彦、早乙女太一が扮する。さらに、小学生時代の晶司に多大な影響を与えた担任教師・鹿島澤佳子を松が演じ、イッセー尾形、小林薫、美保純、國村隼といった豪華俳優陣が競演を果たす。
奨励会のメンバー・冬野渡を演じる妻夫木は「次第に精神が病んでいく役柄だったのですが、豊田監督の繊細な演出が印象的でした。人物の心理や情景をとても細かくみてらっしゃるんだなぁと実感しました」と、豊田監督の手腕を称賛。
松は「しょったんはもちろん、生徒のみんなと目線をあわせてあげられたら、と思っていました」と演技中の心構えを明かしつつ、「かかわった全ての人が熱い想いで作ったこの映画の成功を、心から祈っています」とコメント。原作者で主人公のモデルである瀬川晶司は「大好きな人ばかり出てくる作品」と、本作におけるキャスティングを絶賛している。
今回公開された特報映像は、真剣な口調で「僕、プロになりたいです!」と電話する晶司や、強いまなざしで将棋盤に向かう晶司の姿が次々と映し出され、その情熱が起こす奇跡を予感させるものとなっている。
映画『泣き虫しょったんの奇跡』は今秋より全国公開。