木村佳乃の英語演説に“三谷幸喜節”炸裂「何言ってるのか分からなかった」

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映画監督・脚本家の三谷幸喜が13日、都内で行われた映画『記憶にございません!』の初日舞台挨拶に登壇。キャスト陣への感想を明かしながらも“三谷節”を炸裂させ、会場の笑いを誘った。
【写真】英語演説にツッコまれた木村佳乃
同作は、三谷監督の長編映画監督作品で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の『おじさん』に変貌してしまった主人公を中井貴一が演じる。
イベントには三谷監督のほか、中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、後藤淳平(ジャルジャル)が出席した。
主人公・黒田(中井)を支える首相秘書官を演じたディーンについて三谷監督は「影で政治家を操る感じの人がいいな、と思いまして。官僚顔といいますか」とコメント。ディーンからは、クランクインの前に台本について話がしたいと言われたそうで「俳優さんから言われたのは、やる気があった頃の佐藤浩市さん以来なんですよ」と告白。続けて「それがすごくうれしくて。とっても面倒臭かったですけど」と暴露すると、会場は笑いに包まれた。
今作でアメリカ初の日系大統領を演じた木村は、大統領役として英語を話すことについて「とにかくヒラリー・クリントンさんの演説をYouTubeでたくさん観まして」と役作りの苦労を明かした。三谷監督は「最初は男性のアメリカの俳優さんにお願いしようと思ってたんですけど、ギャラの問題でジャック・ニコルソン、トム・ハンクスに断られ。そしたらあとはもう木村女史しかいないなって」と暴露。木村は「もうやだ~(笑)」と肩を落とした。木村の演技については「素晴らしいと思いましたけども、ほぼ台詞が英語なので、僕も何言ってるのか分からなかったです。雰囲気はとても良かったです」と三谷節を炸裂させ、会場の笑いを誘っていた。