西島秀俊＆西田敏行、モトーラ世理奈の才能を大絶賛「人生3周くらい回ってる」
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モデルで女優のモトーラ世理奈が26日、都内で行われた映画『風の電話』の完成披露舞台あいさつに出席。共演者から才能を絶賛された。
【写真】ベテラン俳優がこぞって絶賛する21歳の表現者・モトーラ世理奈
イベントにはモトーラのほか、西島秀俊、西田敏行、三浦友和、諏訪敦彦監督が登壇した。
同作は2011年に岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから自宅の庭に設置した風の電話をモチーフにした作品。広島から故郷の大槌町へ旅する主人公・ハルをモトーラが演じる。
オーディションで選ばれたモトーラは「台本をいただいたときは、読むのが辛すぎて…。小さな頃から、親子の話とか、家族がいなくなってしまう話が一番悲しくなってしまうので」と、悲しくて台本を読み進められなかったことを告白。「最初、オーディション行きたくないなって思ってました」と暴露すると、会場からは笑いが起こった。
質問されると、たっぷりと考えてからコメントするモトーラ。西島はモトーラのことを「カメラの前であろうと、たくさんの人の前であろうと、嘘をつかないっていう才能」と称賛。さらに「普通の人は、僕なんか特にみなさんを前にすると、まったく本来の自分じゃないことをしてしまったり、カメラの前でも何かしなきゃというふうに考えてしまうんですけど、モトーラさんは、自分が今感じていること、自分が信じられることを言葉にする方」とべた褒めした。
西田も「50年近いキャリアで芝居をやってきましたけど、これだけ遠望している、真実を見つめられる、眼力が強い表現者に出会ったのは初めて」とモトーラを絶賛。現在21歳のモトーラを「21の割には、人生3周くらい回っているくらいの、いろんなキャリアを感じる。すごい表現者が出てきたぞ、と思った」と彼女の可能性に期待する様子を見せた。
西田との共演シーンの感想を聞かれたモトーラは「そうですね…」と考えをめぐらせた。西田は「しばらくお待ち下さいね」と観客に呼びかけ、モトーラの答えを優しく見守っていた。
『風の電話』は2020年1月24日、全国ロードショー。
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