タイ洞窟遭難事故、救出作戦の裏側を描く『THE CAVE』予告編解禁
2018年にタイで起きた洞窟遭難事故での決死の救出劇を映画化した『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。
【写真】サッカー少年洞窟遭難事故、救出までの18日間を映画化『『THE CAVE』場面写真
2018年、チームメイトの誕生日を祝うためにタイ・チェンライの洞窟に立ち寄った地元サッカーチームの少年12人とコーチは、豪雨による急な増水で洞窟の奥深くに閉じ込められてしまう。そのニュースは瞬く間に全世界を駆け巡り、各国から集まったケイブ・ダイバー(洞窟潜水士)と遭難救助の専門家たちによる決死の救出劇が繰り広げられた。
「救助は100%不可能」と言われながらも、奇跡的に生還した救出劇の裏には何があったのか? 報道では決して目にすることができなかった増水し危険な洞窟内部と、ダイバーたちによる命がけの救助の一部始終を、タイ・バンコク出身のイギリス人映画監督トム・ウォーラーが映像化。実際に救助にあたった世界屈指のダイバーたちに出演依頼し、緊迫と感動のドラマに仕上げている。
救出には、洞窟の専門家の協力のもと、タイ警察、タイ海軍の精鋭タイ・シールズや米英豪などの軍隊、そして世界中から経験豊富なケイブ・ダイバーが集結。救出チームのサポートや炊き出しなど、地元住民やボランティアも一丸となった。本作では、少年たちの尊い命をつなぐため、現場で尽力したさまざまな立場の人々の群像劇も描かれている。
今回解禁された予告編は、救出作戦の裏側の一端を収めたもの。洞窟に閉じ込められた少年が「家に帰りたいよ」と訴える姿や、世界各国から集められたケイブ・ダイバーたちが「それぞれが1人の少年を、第9空間から第3空間へ運ぶ。道は1つしかない」と話し合い協力し合う姿、そして命がけで救出しようとする様子が描かれる。
ポスタービジュアルは、洞窟の雫で喉の渇きを潤す少年とケイブ・ダイバーをメインに、さまざまな登場人物を配置したもの。そして「状況は“絶望的”…だが誰ひとり“信じること”を諦めなかったー」というキャッチコピーが添えられ、一丸となって救出活動をした彼らの姿が感動を呼ぶ作品に仕上がっていることをうかがわせるデザインとなっている。
映画『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』は11月13日より全国公開。