ウェントワース・ミラー『プリズン・ブレイク』卒業宣言 共演者から力強いサポート

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日本でも一世を風靡した人気ドラマシリーズ『プリズン・ブレイク』。人気作ゆえ、新シーズンの制作が期待されている中、本作で主人公マイケル・スコフィールドを演じたウェントワース・ミラーが、今後同作に出演することはないと明言した。
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本作は、無実の罪で死刑を宣告された兄を助けるため、自ら罪を犯し刑務所に入所し、兄と一緒に脱獄を図るという、スリリングなサスペンスドラマシリーズ。アメリカで2005年にスタートし、シーズン4で完結したが、2017年に話数を9話に絞ったシーズン5が放送された。
今回ウェントワースは、インスタグラムに真っ白の画像を投稿し、長い声明を発表。ゲイであることをカミングアウトしている彼に、心ないコメントやダイレクトメッセージが寄せられていることに触れ、「僕のアカウントを訪れるクイアの子どもたちや、最近カミングアウトしたり、公表することを模索している人たちのことを真剣に考えている。彼らには、イジメにあってほしくないんだ」と心の内を明かした。
続けて、「『プリズン・ブレイク』には出演しない。正式にだ」と、もうマイケル役を演じない決意を明らかにした。
その理由として、「もうストレートのキャラクターを演じたくないんだ。彼らのストーリーはすでに沢山語られているからね」と書かれ、今後はゲイのキャラクターに注力することを宣言。続けて、「だから、もうマイケルは演じない。番組のファンで、新シーズンを期待していたら…がっかりするよね。ごめんね」とファンを気遣うコメントも残している。
このウェントワースの宣言に、マイケルの恋人サラを演じたサラ・ウェイン・キャリーズがコメントを発表。インスタグラムにマイケルとサラの2ショットを載せ、「一緒に作り上げた作品に対する感謝と、深い愛を込めて、彼の選択に対するサポートを表明します」と宣言。
続けて、「ファンの皆さま『プリズン・ブレイク』のキャストは、クイアにフレンドリーな場所であることを知ってほしい。彼らに寄り添い、 LGBTQ+コミュニティの友人と家族の権利と芸術のために声を上げてサポートします」と力強くサポートを表明した。