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ゴールデン・グローブ賞<映画の部> 『ノマドランド』監督、アジア系女性として初受賞

映画

クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)、第78回ゴールデン・グローブ賞監督賞受賞!
クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)、第78回ゴールデン・グローブ賞監督賞受賞!(C)AFLO

 アカデミー賞の前哨戦の1つとして注目される第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が、現地時間2月28日に開催された。映画の部では、『ノマドランド』が作品賞と監督賞を受賞。監督のクロエ・ジャオは、女性として史上2人目の受賞、アジア系女性としては史上初と、歴史的快挙を果たした。

【写真】『ノマドランド』撮影中のクロエ・ジャオ監督&場面カットも

 新型コロナウイルスの影響で、通常より遅い2月末の開催となったゴールデン・グローブ賞。ホストを、これが4度目となるティナ・フェイとエイミー・ポーラーが務め、参加者の密集を避けるため、米ニューヨークのレインボールームとロサンゼルスのビバリー・ヒルトンの2ヵ所から中継された。

 プレゼンターの多くは各会場から参加、ノミネート者はそれぞれリモートで参加した。プレゼンターには、マイケル・ダグラス&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ夫妻や、ケヴィン・ベーコン&キーラ・セジウィック夫妻といったカップルを起用するなど、コロナ禍での工夫がみられた。

 ドラマ部門作品賞を受賞した『ノマドランド』は、企業の破たんと共に住居も失った女性が、キャンピングカーで季節労働の現場を渡り歩く中で、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流を描くロードムービー。本作でメガホンを取ったクロエ・ジャオは、ゴールデン・グローブ賞で『愛のイエントル』(1983年作)のバーブラ・ストライサンド監督が受賞して以来、女性として2人目の監督賞受賞。アジア系女性としては初めての受賞となり、歴史的な快挙を遂げた。

 コメディー部門では、カザフスタンのジャーナリスト、ボラットにふんしたサシャ・バロン・コーエンが、アメリカの政治家や市民の本音をつまびらかにしていくモキュメンタリーの第2弾、『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』が作品賞と男優賞を受賞した。ドラマ部門男優賞は、昨年亡くなったチャドウィック・ボーズマンさんが受賞。妻のシモーネ・レッドワードが代わりに受け取った。

 また今年は、功労賞のセシル・B・デミル賞を女優のジェーン・フォンダが受賞。アンバサダーは映画監督スパイク・リーの子ども、サッチェルとジャクソンが務めた。ジャクソンはアフリカ系男性として初めて、そして2人は有色人種きょうだいとして初めて、ゴールデン・グローブ・アンバサダーに任命された。

 第78回ゴールデン・グローブ賞<映画の部>の主な受賞結果は以下の通り。
(★が受賞作品&受賞者)

■作品賞(ドラマ)
★『ノマドランド』
『Mank/マンク』
『ファーザー』
『Promising Young Woman(原題)』
『シカゴ7裁判』

■女優賞(ドラマ)
ヴィオラ・デイヴィス 『マ・レイニーのブラックボトム』
★アンドラ・デイ 『The United States vs. Billie Holiday(原題)』
フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』
キャリー・マリガン 『Promising Young Woman(原題)』
ヴァネッサ・カービー 『私というパズル』

■男優賞(ドラマ)
リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
★チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』
アンソニー・ホプキンス 『ファーザー』
ゲイリー・オールドマン 『Mank/マンク』
タハール・ラヒム 『The Mauritanian(原題)』

■作品賞(コメディー/ミュージカル)
★『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
『ハミルトン』
『Music(原題)』
『パーム・スプリングス』
『ザ・プロム』

■女優賞(コメディー/ミュージカル)
マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ケイト・ハドソン 『Music(原題)』
ミシェル・ファイファー 『French Exit(原題)』
★ロザムンド・パイク 『I Care A Lot(原題)』
アニャ・テイラー=ジョイ 『Emma.(原題)』

■男優賞(コメディー/ミュージカル)
★サシャ・バロン・コーエン 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ジェームズ・コーデン 『ザ・プロム』
リン=マヌエル・ミランダ 『ハミルトン』
アンディ・サムバーグ 『パーム・スプリングス』
デヴ・パテル 『どん底作家の人生に幸あれ!』

■助演女優賞
グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー ‐郷愁の哀歌‐』
オリヴィア・コールマン 『ファーザー』
★ジョディ・フォスター 『The Mauritanian(原題)』
アマンダ・セイフライド 『Mank/マンク』
ヘレナ・ゼンゲル 『この茫漠たる荒野で』

■助演男優賞
サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』
★ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah(原題)』
ジャレッド・レト 『The Little Things(原題)』
ビル・マーレイ 『オン・ザ・ロック』
レスリー・オドム・Jr 『あの夜、マイアミで』

■監督賞
エメラルド・フェネル  『Promising Young Woman(原題)』
デヴィッド・フィンチャー 『Mank/マンク』
★クロエ・ジャオ 『ノマドランド』
レジーナ・キング 『あの夜、マイアミで』
アーロン・ソーキン 『シカゴ7裁判』

■外国語映画賞
『Another Round(原題)』(デンマーク)
『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』(グアテマラ/フランス)
『これからの人生』(イタリア)
★『ミナリ』(アメリカ)
『Two of Us(原題)』(フランス/アメリカ)

■アニメ作品賞
『The Croods: A New Age(原題)』
『2分の1の魔法』
『フェイフェイと月の冒険』
★『ソウルフル・ワールド』
『ウルフウォーカー』

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