「何が起こったのか分からない」驚きのスピードアクション 『るろうに剣心』“死闘”の撮影現場に潜入
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■アクションシーンの後は「“草1本生えない”状態」
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』メイキングカット (C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
この日、取材陣たちの前に現れた大友監督が口にしたのは「これまで経験したことがないようなハードな撮影になっている」という言葉。もちろん、アクションの面で言えば過去作をさらに上回るバリエーションとアイデアを詰め込んだといい、「アクションシーンが終わった後は“草1本生えない”ような状態になっている」と苦笑するが、それよりも大変なのは“人斬り”であった時代の剣心と、そうでない彼という2つの対象的なキャラクターの物語を続けて撮影していくことだという。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』メイキングカット (C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
取材時、縁との対決シーンの撮影はまだ始まったばかり。佐藤について「今回の剣心は、役柄上“受け止める”剣なんですよね。佐藤健は、縁の剣のすべてを受け止める覚悟で来ているんだなということが分かる」と太鼓判。また、縁に新田を起用した理由について「ものすごく高いポテンシャルがあるけど、アクションに関してはまだあまり披露されてない。だから彼のアクションや身体性を見せるのにいいんじゃないかと思ったし、僕らが期待しているアクションの部分だけではなく、繊細な芝居など、相反するものを重ね備えているんですよね。佐藤健はある意味、この何年かで若手俳優の中でも特別になったと思っていて、そこにぶつける若手として誰がいいかと思ったら、彼だろうと」と語る。
剣心、縁、両方ともに「想像以上のものが出来上がっている」と大友監督。延期を経て待ちわびたその公開を、大いに期待してよさそうだ。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日より、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日より全国公開。