西島秀俊「君はこの先を知っているのか?」 『ドライブ・マイ・カー』予告第2弾解禁
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主演に西島秀俊を迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』より、物語の全貌が垣間見えるミステリアスな予告第2弾が解禁された。
【動画】物語の全貌が垣間見える 映画『ドライブ・マイ・カー』予告第2弾
原作は、妻を失った男の喪失と希望をつづった村上春樹の短編小説『ドライブ・マイ・カー』。この作品に惚れ込み自ら映画化を熱望した濱口監督が脚本も手掛ける。
キャストは、西島が愛する妻を失った舞台俳優の家福悠介役で主演し、喪失を抱えながら希望へと1歩を踏み出していく主人公の心の機微を繊細に表現。そのほか、寡黙でありながら芯のある本作のヒロインでドライバーの渡利みさき役を、歌手としても活躍する三浦透子、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻耕史役を岡田将生、家福の妻・音役を霧島れいかがそれぞれ務める。
舞台俳優で演出家でもある家福悠介は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーのみさき。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすなか、それまで目を背けていたあることに気づかされていく…。
予告第2弾は、亡き妻が残した秘密をめぐるシーンが連なる、ストーリーの全貌が垣間見える映像。幸せな夫婦生活を送るように見える家福悠介とその妻・音。ある日、音は「今晩帰ったら少し話せる?」と何かを打ち明けようと決意した言葉だけを残し、突然この世を去ってしまう。続いて、喪失を抱える家福の専属ドライバーになるみさきとの出会いや、音の秘密の鍵を握っているかのような俳優の高槻の姿が映し出されていく。
終盤では「その先にあるものを、僕はまだ知らない。」と、妻が残した秘密をたどる果てに何が待っているのか、家福自身もまだ気づいていないようなキーフレーズが浮かび、家福が高槻に「君はこの先を知っているのか」と問いかける姿、家福の愛車である真っ赤なサーブが走っていく場面で終了。物語の展開に興味が膨らむ、ミステリアスな雰囲気漂う予告編に仕上がっている。
映画『ドライブ・マイ・カー』は、今夏全国公開。