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柴咲コウ、クルエラと“生き様がリンク” 反響に「うれしかった」

映画

映画『クルエラ』公開記念舞台あいさつに登場した柴咲コウ
映画『クルエラ』公開記念舞台あいさつに登場した柴咲コウ クランクイン!

 女優の柴咲コウと塩田朋子が10日、都内で行われた映画『クルエラ』公開記念舞台あいさつに出席。柴咲は、主人公クルエラが自身の生き様とリンクしていたとの反響に、「うれしかった」とコメントした。

【写真】白いドレスで登場した柴咲コウ、全身ショット 『クルエラ』公開記念舞台あいさつより

 本作は、名作アニメ『101匹わんちゃん』(1961)に登場するヴィラン(悪役)“クルエラ”の誕生秘話を描く“パンクロック・エンターテインメント”。日本版声優として、柴咲が主人公クルエラ、塩田がカリスマファッションデザイナー、バロネスをそれぞれ演じる。

 柴咲は会場の観客を見渡し、「5月にこの映画自体は封切りという形で始まったんですが、今日やっと皆さんにこの映画を観ていただくことができて本当にうれしく思っています」と喜びを実感。「実際にこういうふうに皆さんのお顔を拝見するというのはなによりうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 周囲の反響を聞かれると「柴咲コウが全面に出るような吹き替えはしたくないなと思って、クルエラという人物の中に入り込んで、それを声で表現するという気持ちでやったんですけど、中には私の生き方とか生き様とリンクするところがあったよ、という感想もいただいて、それはうれしかったですね」とコメント。出来栄えについては「どうしても自分が関わっているものを観るとあら探しをしてしまいがちなんですが、この作品はすごく客観的な目で観られて、自分の中では合格点だったのかなと思っています」と語った。

 また、劇中のクルエラとバロネスの関係になぞらえた、「バロネスのような厳しい師匠がいたらどうする」という質問に、柴咲は「飛び出てどっかいっちゃうかもしれない(笑)」と苦笑。続けて「お芝居とかも私は自己流で今まできてしまったんですが、誰かの真似をするとか影響を受けるというのもの大切なんだろうなと思うので、そういう生き方もしてみたいなとは思います」と自分にはいなかったという“師匠”という存在に思いをはせた。

 一方、「クルエラのように自分の地位をおびやかす才能を持った後輩が現れたらどうする」と聞かれた塩田は「そもそも脅かされるような地位におりませんのでそういう懸念もないんですけれども(笑)」と冗談めかしつつ、「才能のある若い人を見ると嫉妬というよりは本当に頼もしくて、新しい時代に向かってこの子たちはどうやってくれるんだろう、というワクワクのほうが強いですね」とほほえんでいた。

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