101匹わんちゃんの2人も! クルエラを取り巻くキャラクターを一挙紹介
女優エマ・ストーンが主演するディズニーの実写映画最新作『クルエラ』は、名作アニメ『101匹わんちゃん』(1961)に登場するヴィラン(悪役)“クルエラ”の誕生秘話を描く≪パンクロック・エンターテインメント≫。5月27日の公開を前に、人気声優の花江夏樹が吹き替えを務めるアーティほか、主人公クルエラを取り巻くキャラクターを一挙紹介する。
【写真】エステラを支える味方 ジャスパー&ホーレス
■エステラの人生を大きく変える最重要人物 バロネス
エステラが“ディズニー史上最も悪名高きヴィラン”クルエラへと変貌を遂げるきっかけを作る、本作最大の敵がバロネス。ファッションデザイナーを目指すエステラにとって、伝説的なカリスマ・デザイナーの彼女は憧れの存在だが、彼女にはエレガントに洋服を着飾る一方で、ヒステリックで、目的のためには手段を選ばない非情な一面が。エステラは、持ち前の斬新な発想力と才気あふれる想像力を認められ、彼女の下で働くことになるが、バロネスの存在が、エステラの人生が大きく揺るがすこととなる…。
エステラとバロネスの関係性に言及するのは、主演のエマ。「エステラとバロネスの関係性が変化して行くのを見れるのが興味深いの。彼女は最初の内はずっとへつらっていて、その後で脅かすような存在になっていくから、そういう風にあの2人がより対等になっていくグラフ曲線の発展を見るのがとても楽しいのよ」と話し、物語の中で描かれる彼女たちの関係性の変化にぜひ注目してほしいと語っている。
■どんな時でもエステラを支える味方 ジャスパー&ホーレス
エステラが信頼を置く最愛の相棒、ジャスパーとホーレス。幼少期からストリートでの犯罪行為に手を染めていた2人だが、偶然にもエステラと出会い、行動を共にすることに。似た境遇を持つ3人は、共に支え合いながら泥棒行為を働いて生き延びてきた。いつしかエステラにとって、2人はビジネスパートナーであり、心から理解し合える“家族”のような存在になっていく。
しかし、次第に、泥棒として生き残れるだけで満足のジャスパー、ホーレスと、ファッションデザイナーとしての活躍を夢見るエステラの間には亀裂が生じてしまう。彼女がクルエラへと変貌する中で、3人の関係は果たしてどうなるのか。
実はこの2人、『101わんちゃん』に、子犬たちで毛皮のコートを作ろうと企むクルエラの手下として登場した陽気な“泥棒コンビ”。本作ではクルエラとの出会いのシーンも描かれるということで、3人の関係性にも要注目だ。
ジャスパーを「とても優しく気遣いのできる男で、彼はエステラ/クルエラのことを真の意味で見つめて理解している唯一のキャラクター」、ホーレスを「楽しいまでに鈍感で愛すべき存在」と話すのは、本作の製作を務めたクリスティン・バー。彼はまた、「ホーレスとジャスパーはクルエラの事実上の家族であり、この映画の心臓」なのだと続ける。
エマもまた、「この3人が長い期間ずっとお互いを必要としてきたのは、この3人の関係が本当に三脚のようだからなのね。ジャスパーとホーレスがいなかったらクルエラはどうなっていたか、私には見当がつかないもの」と話し、クルエラにとって、2人の存在がなくてはならない大切な存在だと明かした。3人と共に織りなす空気感や関係性の変化からも目が離せない。