西島秀俊、カンヌ国際映画祭出品の主演作 仕事の都合で“カンヌ行き”かなわず
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俳優の西島秀俊が4日、都内で行われた映画『ドライブ・マイ・カー』の“壮行会”イベントに共演の三浦透子、霧島れいか、濱口竜介監督と共に出席。本作への参加について「俳優として素晴らしい体験をさせていただいた」と喜びをかみ締めた。
【写真】西島秀俊だけカンヌに行けず イベントの様子
本作は、作家・村上春樹の短編小説の映画化作品。西島が愛する妻を失った舞台俳優の家福役で主演を務め、三浦が寡黙でありながら芯のある女性ドライバーのみさき役を、霧島が家福の妻・音役を演じる。
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定した本作。西島は「本当に世界が注目している、これからもっともっと大きくなる監督の作品に参加させていただいて光栄ですし、俳優として素晴らしい体験をさせていただいたと思っています」と振り返り「今回、カンヌという場所で世界中の方たちに観ていただけるということはうれしいです」と喜びを口にした。
三浦は「現場で海外のキャストの方とご一緒するのも初めてだったので、すごく特別な経験をさせていただきました。さらに海外のみなさんに観ていただける機会をいただいて心からうれしいです」と笑顔。霧島も「完成を観たときに心が震えたというか、こんな素晴らしい作品が日本から生まれたんだ! 海外の方に観ていただけるなんて、なんて素晴らしいことなんだろう…と感動しかなかったです」と気持ちを明かし、一同感動しきりの様子だった。
イベントでは、濱口監督、三浦、霧島がカンヌ国際映画祭に参加することが発表された。西島は仕事の都合があり、かなわないそうで「できれば行きたかったです。すみません」と吐露しながらも、参加する3人に向けて「世界中から観客のみなさんが来ていると思うので、意外な反応もあると思います。その辺をどうだったか聞きたいと思っています」とメッセージ。
濱口監督は「この件に関してだけは、僕は西島さんの事務所を恨みます」と正直な気持ちを明かし、会場の笑いを誘った。三浦は「楽しみですけど、どんな場所なのか…楽しみになり方もわからないくらいわかってないです」と笑い、霧島も「今からワクワクでしかなくて。何かおいしいもの食べられるかな(笑)」と声を弾ませていた。
映画『ドライブ・マイ・カー』は、8月20日より全国公開。