千葉真一さん死去 長女・真瀬樹里コメント「突然のことで、まだ現実感がありません」
俳優の千葉真一さんが19日に死去した。82歳だった。長女で女優の真瀬樹里が翌20日に自身のツイッターでコメントを発表した。
【写真】『キイハンター』谷隼人と40年ぶりにタッグを結成した千葉真一さん(2013年撮影)
真瀬は「昨日8月19日、17時26分、父、千葉真一が永眠致しました」と報告し、千葉さんが新型コロナウイルスに感染し、7月末から療養中であったことを明かし、一度は持ち直したものの、「再び肺炎が悪化し、回復することができませんでした」としている。
「私は一報を受け、仕事後駆けつけましたが、最期に立ち会うことはできず…しかし、顔を見て、お別れと伝えたい事を言うことはできました。苦しんだとは思えないほど、穏やかな顔をしておりました」とつづっている。
「少し前、電話で父の元気な声を聞いたばかりでした」という真瀬。「私にとっても突然のことで、まだ現実感がありません。ただただ悔しいです…」と心境を吐露。最後は「生前お世話になった関係者の皆様、父を応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。父の遺した作品を、これからも愛し続けて頂けたら幸いです」と締めくくった。
千葉さんは1939年1月23日、福岡県生まれ。数々の名作ドラマ、映画に出演した。海外にもファンが多く、2003年にはクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』に出演。1969年にジャパン・アクション・クラブ(JAC)設立し、真田広之、志穂美悦子、堤真一らを輩出したことでも知られる。
テレビドラマ『キイハンター』(TBS系)で共演した野際陽子さんと1973年に結婚し、真瀬が誕生(1994年に離婚)。その後、1996年に結婚した一般女性との間に現在俳優として活躍する長男・新田真剣佑、次男・眞栄田郷敦が誕生している。
【コメント全文】
昨日8月19日、17時26分、父、千葉真一が永眠致しました。
父は、7月末に新型コロナウイルスに感染し、自宅療養をしておりました。
症状悪化の為、8月8日に入院し、10日前後に一度持ち直しましたが、その後再び肺炎が悪化し、回復することができませんでした。
私は一報を受け、仕事後駆けつけましたが、最期に立ち会うことはできず…
しかし、顔を見て、お別れと伝えたい事を言うことはできました。
苦しんだとは思えないほど、穏やかな顔をしておりました。
少し前、電話で父の元気な声を聞いたばかりでした。
私にとっても突然のことで、まだ現実感がありません。
ただただ悔しいです…。
天国から、両親が見守ってくれていることを信じて、胸を張って見せられる仕事ができるよう、精一杯生きていきたいと思います。
生前お世話になった関係者の皆様、父を応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
父の遺した作品を、これからも愛し続けて頂けたら幸いです。
真瀬樹里