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語り継がれる30年前の恐ろしい出来事…『キャンディマン』本編映像

映画

映画『キャンディマン』場面写真
映画『キャンディマン』場面写真(C)2021 Universal Pictures

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ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世

テヨナ・パリス

ジョーダン・ピール

 映画『ゲット・アウト』『アス』を手掛けたジョーダン・ピールが、1992年に公開された同名タイトルのカルトホラー作を、製作・脚本を務めて現代に蘇らせた映画『キャンディマン』より、本編映像が解禁。主人公たちが公営住宅地で起きた30年前の恐ろしい出来事について話すシーンを収めている。

【動画】約30年前の出来事が言い伝えられる『キャンディマン』特別映像

 『キャンディマン』(1992)は、「鏡に向かってその名を5回唱えると表れる」という凶悪な殺人鬼“キャンディマン”の都市伝説を描く作品。その恐怖を新たに蘇らせた本作の舞台は、シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区。そこでは、鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なフックになった殺人鬼に体を切り裂かれるという怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。

 老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年経ち、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニー。彼は、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人からその都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。アンソニーは恐ろしい過去への扉を開いてしまったのだった…。

 今回解禁されたのは、主人公アンソニー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)と恋人ブリアンナ(テヨナ・パリス)、そしてブリアンナの弟トロイ、トロイの恋人グレイディの4人が、カブリーニ=グリーンにまつわる恐ろしい実話について話すシーンを収めた本編映像。

 トロイが「物語の主人公はヘレン・ライルという女性だ。白人大学院生で、論文は“カブリーニ=グリーンの都市伝説”」と話し始めると、切り絵の演出でヘレンの悲劇的な物語が映し出されていく。「彼女は調査で数回カブリーニを訪問。話を聞き、落書きや住民を撮影した。するとある日、彼女は壊れた…」。アンソニーはその話を不気味がりながらも「ウソだな」と笑い飛ばすが、トロイに「記事になっている。調べろ」と真面目な顔で諭される。そしてこの後彼は、次第にカブリーニ=グリーンで起こった出来事に没頭することとなる…。

 本シーンで語られるヘレン・ライルとは、1992年に公開された『キャンディマン』のヒロインのこと。本作では随所で約30年前の『キャンディマン』の出来事が散りばめられ、前作ファンも楽しめるギミックがいくつか含まれている。

 製作のジョーダン・ピールは、1992年版『キャンディマン』の大ファンであることを公言。劇場公開時13歳だったピールは、アメリカのメジャー映画で初めて黒人が主人公かつ敵役として登場したことに感銘を受けたという。「子どもの頃からホラーが好きだったけど、黒人のフレディ・クルーガーもジェイソン・ボーヒーズもいなかった。だから『キャンディマン』が登場したときはとても大胆でカタルシスを感じた。ホラー映画に黒人が登場する例はたくさんあるが、この作品は私にとって特に凶悪なものとなった」と当時の熱い想いを明かしている。

 自身が新たに手がけようと思った理由については「オリジナルの映画では、ヘレンの視点からキャンディマンの伝説を探っていた。しかし、あの映画は私に黒人映画のような印象を与えた。私のための映画だ。だからこのゴーストストーリーを黒人の視点から見た映画を作りたかったんだ」と語っている。

 ヘレン・ライルのことが劇中で語られるだけでなく、1992年版でキャンディマンを演じたトニー・トッドや、赤ちゃんを誘拐された母アン役を務めたヴァネッサ・ウィリアムズが出演することでも話題になっている本作。数々の話題作を生み出してきた鬼才ピールの手によって、キャンディマンの物語がどのように現代に蘇ったのか注目が高まる。

 映画『キャンディマン』は10月15日より全国公開。

30年前のあの出来事が語り継がれる…映画『キャンディマン』本編映像

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