岡田将生、初共演の川口春奈に信頼感「ちゃんと叱ってくれる」
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俳優の岡田将生と女優の川口春奈が28日、都内で行われた映画『聖地X』の完成披露舞台あいさつに緒形直人、入江悠監督とともに出席。韓国での撮影のエピソード明かして会場を盛り上げた。
【写真】岡田将生&川口春奈&緒形直人登場 『聖地X』舞台あいさつの様子
本作は、オール韓国ロケで劇団イキウメを主宰する前川知大の原作を映画化した世界照準のエクストリームホラー映画。小説家志望の輝夫(岡田)は、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、悠々自適の引きこもりライフを満喫中。そこへ結婚生活に愛想をつかした妹の要(川口)が転がり込んでくる。要が韓国の商店街で日本に残してきた夫の滋(薬丸翔)を見かけたことから、想像を絶する悪夢が始まる。
岡田は、2年前の撮影を振り返り「韓国のスタッフの方々が、お茶飲み場で朝6時からすごい辛いカップラーメンを食べているのがすごいかわいく見えた。僕は辛いものがすごく苦手だったんですけど『食べてみるか?』と言われたりした。そういうところから、ちょっとずつコミュニケーションがとれた」と述懐。
現地での苦労を問われると、岡田は「最初に用意してくれていたホテルが、土日になると、目の前の海でパーティーが行われて、朝までずっと皆さん歌っている。なかなか眠れなかった。眠れないまま撮影に行ったりして、疲れて(製作関係者に)『僕たち眠りたいです』とお願いした」と告白。次いで「カラオケ大会をずっとやっている。ずっとその歌を聞いているから覚えちゃったりした(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
今回、岡田と川口は初共演で兄妹役にチャレンジ。岡田が「一緒に仕事をすると、嘘をつけない人というか、正直な方。一緒に仕事していて気持ちいい。こっちも、ダメダメなお兄ちゃんを演じているんだけど、姿勢を正さないといけない。現場でも、妹として僕をちゃんと叱ってくれる。頼っている部分はありました」と言えば、川口は「私のくだらない話を『うんうん』と聞いてくださって、とってもいいお兄ちゃんでした」と岡田を称えた。
入江監督は、犬を使った撮影が多かったと説明して「川口さんがかわいがっていた。だけどクランクアップくらいのときに急に噛まれた(笑)。川口さんがすっごい暗かった。ぜんぜん喋らなかった。そのテンションの落ち方が妹っぽかった」と回顧。これに川口は「すげー痛かったですね」とこぼし、「仲良かったのにいきなりガブッと噛まれて『んだよっ!』と思った。かわいかったですけどね」とコメント。また、作品タイトルにちなんで自身の聖地を問われた川口は「どこでもいいです。馬鹿なんで、どこでも楽しめるし、どこでも寝れる。でも地元はいいですね。田舎は好きです」とほほ笑んだ。
映画『聖地X』は、11月19日より劇場公開・配信。