阿部サダヲ×岡田健史『死刑にいたる病』、音尾琢真、岩井志麻子ら追加キャスト発表
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■宮崎優(加納灯里役)
クランクアップした後。台本を見返すと何故かぽっかり穴が空いた様な不思議な気持ちになりました。こんな感覚は初めてだったので“灯里”という役は私にとってかけがえのない存在なのだと気付かされました。白石組の一員として“灯里”として生きれた事を心から嬉しく思います。皆さんと劇場でお会い出来るのを楽しみにしています!
■鈴木卓爾(筧井和夫役)
はじめにいただいたシナリオを読んだ時、雅也の家族の間に流れる空気がありありと伝わってきました。現場で、岡田健史さん、中山美穂さん、白石監督、白石組の皆さんと、この空気の濃度を確かめるように場面を作っていきました。この空気、ぜひ劇場で皆さんに味わってもらえたらと思っています。
■佐藤玲(根津かおる役)
念願叶い白石監督とご一緒出来たこと、とても嬉しく思っています。誰もがどこかで好奇の目を持って興味を抱いてしまうシリアルキラーと、自分自身かのような平凡な人間との対峙に、終始ヒリヒリしました。たった一つの冤罪証明…一体どんな結末が待っているのか、ぜひ映画館でお楽しみください!
■赤ペン瀧川(佐村役)
白石組に再び呼んで頂き、本当に本当に嬉しかったです。現場では阿部さんの芝居を間近で見て、岡田さんとガッツリ絡み、俳優として幸せな時間を過ごしました。その後、完成した映画を観せて頂きましたが、とんでもない映画になっておりました。あの幸せな時間の結晶がこんな恐ろしい映画になるなんて…。
■大下ヒロト(クラタ役)
自分が演じた役は、雅也と同じ大学のクラタという人間です。雅也とは対照的な人間でもありますが、雅也と同じくどこにでもいる人間でもあります。台本を読んだ時に、限られたシーンの中で、そこをどう表現していくか考えた時、自分もクラタという人間になりうる可能性がある。ということを意識して現場に臨みました。高校時代にレンタルショップで借りて観た『凶悪』から7年。白石監督と一緒に映画を作れた事は、一俳優としても一ファンとしても幸せでした。
■吉澤健(地元の農夫役)
この度の役柄は「地元の農夫」です。私はこの地元の××役というのが好きで、どうすれば俳優が演じるものとは似て非なるものが出せるか、為所のある役でした。
■音尾琢真(滝内役)
見えない何かが重くのしかかるような作品の中で、与えられた日常を健気に生きる人の姿を映像に映し出すべく、それでいてリラックスして臨みました。撮影時は岡田さんとしかお会いしておりませんが、すでに出来上がった登場人物となっていたので、良きベテラン共演者となれるよう頑張りました。
白石監督は、もう何度ご一緒させてもらったか分からなくなるほどですが、いつも思う通り、魅了な演出が多かったです。白石監督作品のファンでもある私ですが、今回は冒頭の描写から挫けそうになりました。撮るたびに映像の迫力が増していて、また一つ傑作が誕生したと思います。ぜひ劇場で、最後まで何が起こるかわからない展開に心して身を預けて下さい。
■岩井志麻子(赤ヤッケの女役)
「凶悪」を観て以来、叙情的な生地獄を司る白石監督の映画出演が悲願となっておりました。現場では、岡田さんの真摯な美男ぶりに圧倒されました。韓国でも人気の中山さんと共演、これで韓国人の夫にも見直されました。ただ一つの心残りは阿部さんにお会いできなかったことですが、完成作を観たら、会わなくて良かったかも、と心底から安堵しました。
■コージ・トクダ(相馬役)
岩田剛典さん演じる金山の元同僚「相馬」という男を演じました。相馬の大雑把な性格がどことなく自分と重なる部分があり、日常生活から相馬を取り入れて撮影に臨みました。何より、白石監督の作品に携わらせて頂けた事を光栄に思います。どうぞ公開の日を楽しみにしていて下さい。